新しい波16

『新しい波16』について

『新しい波16』は、フジテレビで放送されたバラエティ番組で、期間は2008年10月13日から2009年3月16日までです。この番組は、略称『なみいろ』として親しまれています。次世代のお笑い芸人を発掘することをテーマとしており、毎回1組の若手芸人がネタを披露する形式で構成されていました。

この番組は、前身となる『新しい波』や『新しい波8』を引き継いでおり、タイトルには8年後を示す意味が込められています。企画を手掛けたのは『めちゃ×2イケてるッ!』の総監督であり、『はねるのトびら』の監修も行った片岡飛鳥で、プロデューサーは中嶋優一が担当しました。番組スタッフは「波十六楽坊」と呼ばれ、独自の雰囲気を醸し出していました。

放送当時のお笑い番組の環境は厳しく、若手芸人たちは飽和状態にありました。この状況を表現するために、司会を務めたウエンツ瑛士はアラビアン風の衣装を着用して登場しました。こうした工夫により、番組は新たな風を取り入れ、若手芸人たちの成長とチャレンジの場となりました。

番組の構成

『新しい波16』は、白いテントを模したセットでスタートします。ウエンツの自由なオープニングトークが展開され、その後、ナレーション付きのオープニングアニメーションが流れる形で番組が始まります。アニメーションの後には、出演者の簡単な紹介が行われ、カーテンがめくられると、ネタの開始を告げるサインが出されます。

ネタが披露された後、出演者たちは客席の中央に設けられた小さなステージに移動し、ウエンツとのトークが交わされて番組は締めくくられます。また、番組終了前には、特に目立った6組の出演者が後続番組『ふくらむスクラム!!』に選ばれるという展開もありました。

出演者とスタッフ

番組の司会者はウエンツ瑛士であり、彼の軽快なトークが番組に彩りを加えました。ナレーターはフジテレビのアナウンサーである中村光宏が務め、番組に独特の雰囲気をもたらしました。

スタッフは多彩で、技術面や美術ディレクションに至るまで、各分野の専門家が揃っていました。特に、制作や編集においては、フジテレビの豊富な経験が活かされ、質の高い番組が提供されました。

続く2016年12月28日には特別番組として『新しい波24』のパイロット版が放送され、翌年からはレギュラー放送がスタートしました。

まとめ

『新しい波16』は若手芸人たちの発掘と成長を促進する重要な役割を果たし、さらに後続の番組へとつながる礎となりました。これにより、多くの新しい才能が花開く機会が提供されました。フジテレビの公式サイトなどで、当時を振り返る特集なども行われており、今なお多くのファンに愛されています。

もう一度検索