新世界ノート

UNISON SQUARE GARDENのインディーズ1作目のミニアルバム『新世界ノート』は、彼らの音楽性の原点を知る上で非常に重要な作品です。2006年8月1日に下北沢CLUB251で行われた自主企画イベント『箱庭ノスタルジア vol.2』で初めて発売されました。

自主制作から全国流通へ
当初はライブ会場とハイラインレコーズでのみ販売され、1年間で1,000枚を完売。その後、2008年1月16日にリマスタリング盤がUKプロジェクトから全国発売されました。この際、2枚目のミニアルバム『流星前夜』と同時発売となり、ジャケットも変更されました。さらに、2019年7月3日にはトイズファクトリーから再々発され、多くのファンに届けられています。

収録曲について
『新世界ノート』には、UNISON SQUARE GARDENの初期衝動が詰まった楽曲が多数収録されています。

1. アナザーワールド
アウトロに次曲のカウントが含まれています。2017年4月現在、ライブ音源を除くと、バンドの楽曲の中で最も演奏時間が長い楽曲です。自主盤と流通盤ではイントロが異なっています。
2. センチメンタルピリオド
メジャーデビュー時に1stシングルとしてカットされましたが、音源はアルバム収録のものとは異なります。
3. さよなら第九惑星
「第九惑星」は冥王星を指しており、歌詞もそれに沿った内容となっています。
4. サーチライト
自主盤と流通盤ではイントロが異なっています。
5. 箱庭ロック・ショー
* メジャーデビュー1stアルバム『UNISON SQUARE GARDEN』や、10周年記念アルバム『DUGOUT ACCIDENT』にも収録されていますが、それぞれ音源は異なっています。

『新世界ノート』が示すもの
このアルバムは、UNISON SQUARE GARDENがインディーズ時代から確立していた高い演奏技術と、独特な世界観を強く感じさせる作品です。再発を重ねるごとにリマスタリングやジャケットの変更が行われ、その都度新たな魅力を放っています。彼らの音楽の進化を辿る上でも、非常に重要な一枚と言えるでしょう。

『新世界ノート』は、UNISON SQUARE GARDENのファンはもちろん、J-POPシーンの音楽を探求するすべての人にとって、必聴の価値がある作品です。

もう一度検索