新世紀エヴァンゲリオン 〜魂の軌跡〜

新世紀エヴァンゲリオン 〜魂の軌跡〜

ビスティによって2010年1月に発表された『新世紀エヴァンゲリオン 〜魂の軌跡〜』は、パチスロ機としての5号機にあたります。この機種は、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』とのタイアップであり、パチスロとしては4機種目となります。同年の3月からホールでの運用が始まり、販売台数は約75,000台に達しました。

機体デザインと演出

本機の筐体は、前作『約束の時』と同様に初号機をモチーフとしており、パネルにはキャラクターの綾波レイのフィギュアが搭載されています。プレイを待つ際にはフィギュアはブラックアウトし、ロゴだけが点灯されますが、コインが投入されるとバックライトが点灯してフィギュアが照らされる演出が施されています。また、上部液晶の右側には初号機の頭部、左側には腕の役物が配置されており、追加で「ネルフボタン」という新しい演出用ボタンも設けられ、その革新性が動きのあるゲームプレイを生み出しています。

4月中旬からは、従来の紫色パネルに加え、赤色パネルのバリエーションも販売されています。

新劇場版素材の使用

本機は、パチスロオリジナルの演出の他に、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の素材が利用されています。レギュラーボーナス時には、惣流・アスカ・ラングレーの名前が「式波・アスカ・ラングレー」と表記されるなどの微妙な変更が確認されますが、機種名は一貫して「新世紀エヴァンゲリオン」とされています。

特にパチスロの新要素としては、『新劇場版:破』に登場するエヴァンゲリオン仮設5号機とパイロットの真希波・マリ・イラストリアスが初めて本機種に登場します。また、パチンコ『最後のシ者』に見られた「突発当たり演出」も搭載されており、ゲームの多様性が増しています。

ボーナスの概要

ビッグボーナスは2種類あり、赤・青・黄の同色7揃いによるスーパービッグ（SBB）は464枚を超える払い出しで終了し、さらに「オレンジ7・黄7・青7」のノーマルビッグ（NBB）は284枚までの払い出しとなります。加えて、レギュラーボーナスは105枚を超える払い出しで終了します。

前作同様に、次回ボーナスまでが継続する無限RTを搭載しており、「暴走モード」「覚醒モード」に加えて渚カヲルをフィーチャーした「カヲル覚醒モード」も存在します。この機種では、ビッグボーナス後に一定ゲーム数経過後に無条件でRTに突入します。

演出の種類とミッション

本機では、ミッションモードも搭載されており、時間制限ではなくゲーム数制限に変わっています。通常のステージは5種類あり、それぞれ異なる演出が展開されます。たとえば、司令室ステージではモニター予告が多く見られ、学校ステージではアスカがメインの演出があります。

音楽とフリーズ演出

ボーナス中の楽曲も充実しており、SBBは「魂のルフラン」、NBBは「残酷な天使のテーゼ」が流れます。また、通常時にもショートフリーズやロングフリーズの演出があり、フリーズ確定時には特典ボーナスが得られます。

まとめ

『新世紀エヴァンゲリオン 〜魂の軌跡〜』は、緻密な演出と革新的な設計でプレイヤーを惹きつけるパチスロ機となっています。過去のファンから新規のプレイヤーに至るまで、幅広く楽しめる内容が詰まった作品です。

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