新井雄大

新井 雄大

新井 雄大（あらい ゆうだい）は、1998年6月27日に新潟県上越市で生まれた日本の男子バレーボール選手である。主にアウトサイドヒッターとしてプレーし、その強力な攻撃力で注目を集める。現在、V.LEAGUE DIVISION1に所属する広島サンダーズの一員として活躍している。

来歴

バレーボールとの出会いは、幼少期の5歳頃。兄がプレーしていた影響を受け、自然とこの競技の世界へと足を踏み入れた。その後、地元である新潟県立上越総合技術高等学校に進学し、高校年代で技術を磨いた。高校在学中の2016年には、アジアジュニア選手権に出場するなど、早くから世代別代表の経験を積んでいる。

高校卒業後、2017年に東海大学へ進学。大学バレーボールという新たな環境で、その才能は一層開花した。大学1年次からチームの主力として頭角を現し、春季関東大学リーグでは優勝に大きく貢献。その活躍が評価され、新人賞を受賞した。また、同年のユース日本代表にも選出され、世界ジュニア選手権（U-21）および世界U-23選手権といった国際大会に出場し、世界のレベルを肌で感じた。

大学2年次には、シニアの日本代表に選ばれ、AVCカップに出場。国際経験を重ねる一方、国内では全日本大学選手権大会（全日本インカレ）でベストスコアラー賞を獲得するなど、大学リーグでの傑出した攻撃力を見せつけた。

大学3年次の2019年も、新井の勢いは止まらなかった。ユニバーシアード競技大会に出場したほか、アジアU-23選手権ではチームの3位入賞に貢献し、自身も2ndベストアウトサイドスパイカー賞を受賞。さらに、秋季関東大学リーグおよび全日本インカレでも、再びベストスコアラー賞に輝き、大学トップアタッカーとしての地位を確固たるものにした。

大学4年次の2020年には、日本代表登録メンバーに名を連ねた。同年、V.LEAGUE DIVISION1に所属するJTサンダーズ広島（現：広島サンダーズ）への入団が内定し、内定選手としてリーグ戦にも出場。大学在学中からプロの舞台を経験した。

2021年に東海大学を卒業後、正式にJTサンダーズ広島へ入団。プロ選手としてのキャリアを本格的にスタートさせた。入団初年度となる2021-22シーズンも、Vリーグの試合に数多く出場し、チームの攻撃を担う選手として存在感を示した。

球歴

日本のナショナルチームの一員として、複数のカテゴリーで国際大会を経験している。

日本代表：2018年、2020年、2023年-
AVCカップ：2018年
ユニバーシアード競技大会：2019年
ユース日本代表
アジアジュニア選手権（U-20）：2016年
世界ジュニア選手権（U-21）：2017年
世界U-23選手権：2017年
アジアU-23選手権：2019年

所属チーム

新潟県立上越総合技術高等学校（2014-2017年）
東海大学（2017-2021年）
JTサンダーズ広島 / 広島サンダーズ（2021年-）

受賞歴

大学在学中に特に多くの個人賞を獲得している。

2017年：春季関東大学リーグ 新人賞
2018年：全日本大学選手権大会 ベストスコアラー賞
2019年：アジアU-23選手権 2ndベストアウトサイドスパイカー賞
2019年：秋季関東大学リーグ ベストスコアラー賞
2019年：全日本大学選手権大会 ベストスコアラー賞

新井雄大は、大学時代からの輝かしい実績と、若くして経験した豊富な国際大会経験を活かし、所属チームおよび日本代表でのさらなる活躍が期待される選手である。

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