新光電気工業

新光電気工業株式会社

新光電気工業株式会社は、長野県長野市に本社を構える、富士通株式会社の連結子会社です。半導体用リードフレームやフリップチップパッケージなどの設計、製造、販売を主力事業としています。特に、大手マイクロプロセッサメーカーであるインテルへのサプライヤーとしても広く認知されています。

会社概要

新光電気工業は、高度な技術力と生産能力を背景に、半導体業界において重要な役割を果たしています。その製品は、電子機器の小型化、高性能化に不可欠であり、世界中のテクノロジー企業から高い評価を得ています。

注意点:
東京都千代田区に本社を置く株式会社新光電気や、大阪府大阪市に本社を置く新光電気工業株式会社（英: Shinko Electric Industrial Co., Ltd.）とは、別の会社です。

沿革

新光電気工業の歴史は、1946年に「合資会社長野家庭電器再生所」としてスタートしました。以下に主な沿革をまとめます。

1946年: 富士電機研究部長野分所の施設と従業員を引き継ぎ、「合資会社長野家庭電器再生所」を設立。その後、「新光電気工業株式会社」に改組、改称。
1948年: 通信機用電球や2号型ランプの製品化に成功し、富士通への納入を開始。翌年には電気通信省（現・日本電信電話）への納入も開始。
1957年: 長野市栗田に栗田工場を開設。富士通の資本参加を得て資本金を800万円に増資し、半導体分野への展開を本格化。
1963年: 長野県更級郡更北村（現・長野市小島田町）に更北工場を開設。米国GTI社への技術者派遣を通じて、めっき技術を習得。
1977年: 米国カリフォルニア州にSHINKO ELECTRIC AMERICA, INC.を設立し、海外展開をスタート。
1984年: 東京証券取引所2部へ上場。資本金を71億2,800万円に増資。
1987年: KOREA SHINKO MICROELECTRONICS CO., LTD.を設立。
1990年: SHINKO ELECTRONICS（MALAYSIA）SDN. BHD.を設立。
1996年: 東京証券取引所1部へ指定替え。

これらの沿革から、新光電気工業が着実に成長を遂げ、グローバル企業へと発展してきたことがわかります。

主力製品・事業

新光電気工業は、主に以下の製品と事業を展開しています。

半導体用リードフレーム: 半導体チップと外部回路を接続するための重要な部品。
フリップチップパッケージ: 半導体チップを直接基板に実装するための高度なパッケージ技術。

これらの製品は、最先端の技術を駆使して製造されており、高い品質と信頼性を誇ります。

主要事業所

新光電気工業は、国内外に複数の事業所を展開しています。以下に主な事業所を記載します。

本社、更北工場: 長野県長野市
若穂工場: 長野県長野市
高丘工場: 長野県中野市
新井工場: 新潟県妙高市
京ヶ瀬工場: 新潟県阿賀野市
新光開発センター: 長野県長野市
栗田総合センター: 長野県長野市
会津分室: 福島県会津若松市

これらの事業所は、それぞれの地域で雇用を創出し、地域経済の発展にも貢献しています。

主要関係会社

新光電気工業は、以下の関係会社を通じて、事業を多角的に展開しています。

国内グループ企業

新光パーツ株式会社
新光テクノサーブ株式会社

これらの関連会社と連携することで、より効率的な事業運営と顧客への高品質な製品提供を実現しています。

外部リンク

公式ウェブサイト

新光電気工業株式会社は、半導体業界の発展に貢献する重要な企業として、今後もその動向が注目されます。

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