新党くにもり

新党くにもりの概要

新党くにもりは、2020年に設立された日本の政治団体であり、その事務所は東京都渋谷区に位置しています。この団体は、前年に結成された国民保守党の改称により誕生しました。新たなスタートを切ったこの政党は、国民との絆を深めることを重視した活動を展開しています。

結成の背景

2020年9月に設立された新党くにもりは、国民保守党から名称を変えて新たな政党としての道を歩み始めました。代表には本間奈々が就任し、その後の選挙戦に挑みましたが、2021年の衆議院議員総選挙では新党の候補者全員が落選するという結果に終わりました。このような試練を経て、党内の結束を図る一方で、元自民党議員の安藤裕氏が新たな共同代表に加わるなど組織の強化が図られました。

選挙活動の経過

2022年には安藤氏を始めとする複数の候補者を立てたものの、再び選挙での結果は芳しくなく、全ての候補者が落選しました。この後、本間は代表を退任し、次期の和歌山県知事選挙に立候補するも、党の方針に反し無所属での出馬ながら結果的に落選。彼女はその後、党から除名されるという出来事が起こりました。新たに水島総が代表に就任し、党の活動は続けられています。

2023年にも、党内の変動があった。千葉代表の梓まり氏が離党し、さらに執筆業を行う稲垣秀哉を大阪府知事選に擁立したものの、こちらも落選する結果となりました。

基本政策

新党くにもりは、「国民の命と大切な人生を守り抜くこと」を核心に据えた政策を掲げています。具体的には、以下のような基本政策が提示されています。

1. 憲法に関する政策: 日本国憲法の廃棄と自主憲法の制定、特に第9条の改正を目指します。
2. 皇室に関する方針: 皇統の男系男子を絶対に守ること、また旧宮家の復活を目指します。
3. 国防の強化: 国防予算を倍増し、国防軍の創設を求め、核武装についての議論を促進します。
4. 経済政策: 消費増税には反対し、消費税をゼロにすることを目指します。
5. 財政再編: 財務省の解体・再編と「政府の赤字はみんなの黒字」という理論の検証。
6. 環境政策: 防災予算の倍増など、国土の強靭化に取り組みます。
7. 社会的平等: 格差是正のための所得配分見直しを進め、一人の失業者もない日本を実現します。
8. 教育方針: 日本を主語とした教育体制の確立を目指します。
9. 地政学的連携: 日本と台湾の連携を強化し、抑圧されたアジア諸民族と連帯し、全体主義に立ち向かいます。

このように、新党くにもりは、日本の伝統や国益を重視しつつ、国民の声を受け止める姿勢を貫いています。彼らの活動は、日本の政治において新たな選択肢を提供するとともに、今後の動向にも注目が集まっています。

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