新城海岸

新城海岸（あらぐすくかいがん）

宮古島の東海岸に位置する新城海岸は、白い砂浜と遠浅の海が広がる美しいビーチです。その穏やかな海は、シュノーケリングに最適で、水深の浅い場所でも色とりどりの熱帯魚を観察することができます。

海岸の特徴

新城海岸は、遠浅の地形が特徴で、小さなお子様でも安心して水遊びを楽しむことができます。しかし、海岸から沖に向かってリーフ（サンゴ礁）が広がっており、リーフには切れ目があるため、沖に出過ぎないように注意が必要です。過去には、リーフカレントと呼ばれる離岸流に巻き込まれる事故も発生しています。美しい海ですが、安全には十分に注意して楽しむようにしましょう。

施設

新城海岸には、以下の施設が整備されています。

更衣室（男女各3室）
トイレ（男子：洋式2室、小便器3、女子：洋式3室、障害者用1室）
足洗い場
売店・器材レンタル
無料駐車場

これらの施設は、2018年4月に新たに供用が開始され、快適に利用することができます。特に、駐車場は海岸近くまで車で乗り入れることができるため、小さなお子様連れの方や荷物の多い方には便利です。夏季には、レジャー用品のレンタルも行われており、手ぶらで訪れても海を満喫することができます。また、2019年4月からは、条例によりライフセーバー配置などの条件を満たした事業所のみが、営業を許可されるようになりました。

評価

新城海岸は、その美しい景観とシュノーケリングのしやすさから、多くの観光客に人気があります。

トリップアドバイザー「日本のベストビーチ トップ10」：2019年10位、2017年9位、2016年国内ランキング8位

これらのランキングからも、新城海岸の人気の高さが伺えます。

歴史

新城海岸は、以前はトイレやシャワー施設が整備されていましたが、2013年に無許可で設置されていたことが判明し、撤去されました。その後、仮設の施設が設置されましたが、2018年4月に現在の施設が完成しました。この背景には、保安林の解除手続きや埋蔵文化財の発掘調査など、様々な要因がありました。

アラフ遺跡

新城海岸一帯には、「アラフ遺跡」と呼ばれる先史時代の遺跡が存在します。この遺跡からは、石器や貝製の道具など、当時の人々の生活を偲ばせる様々な遺物が出土しており、宮古島市では国の史跡指定を目指しています。

事故について

新城海岸では、過去に水難事故が発生しています。2020年には、シュノーケリング中の観光客が亡くなる事故が複数件発生しました。また、海で貝を採っていた男性が行方不明になる事故も起きています。美しい海を楽しむためには、安全に対する十分な注意が必要です。

アクセス

新城海岸へのアクセスは以下の通りです。

宮古空港から車で約35分。沖縄県道83号保良西里線から海岸側へ。
宮古協栄バス新城吉野保良線「新城停留所」下車、徒歩約20分（バスは本数が少なく、往路と復路で経路が異なるので注意が必要です）

近隣の海岸

新城海岸の南東には、同じく人気の高い吉野海岸があります。吉野海岸もシュノーケリングに適した海岸として知られています。


関連情報
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