新報スポニチ

新報スポニチ

新報スポニチは、琉球新報社が発行する沖縄県版のスポーツ新聞です。1990年の創刊以来、沖縄のスポーツ情報を主に取り扱い、地域に密着した内容を提供しています。本紙は、全国紙であるスポーツニッポンと提携しており、実質的にはその沖縄版と位置づけられています。

概要

新報スポニチの紙面は、スポーツニッポン新聞社の東日本本社で編集された内容を元に構築されています。具体的には、東京の本社から送られてくる9版の紙面を使用していますが、特定のコンテンツは沖縄県のニーズに合わせてカスタマイズされています。特に、ラ・テ欄やアダルト面、中央競馬面、そして公営競技の情報は割愛されています。この背景として、沖縄には公営競技の施設が存在しないため、これらの情報が必要とされていないことがあります。中央競馬に関する記事は、特定の重賞レースが1面や最終面に掲載されることがありますが、その際は東京本社版に依存する形となっています。

新報スポニチは、通常12ページの構成で、カラー印刷されるのは1面と最終面のみです。元日号では特別に16ページが発行され、沖縄の芸能人へのインタビューなども行われます。この紙面のページ数は東京本社版の約半分となっています。掲載される広告も琉球新報社自身が募集したもので、地元のクリニックや病院、業者などの宣伝が中心です。

創刊当初は社会面が含まれていなかったものの、現在では東京本社版と同じように芸能面の前に配置されています。特にスポーツ大会などが重なると、紙面が収まりきらないことがあり、その際には主に社会面が割愛されることもあります。

発行形態

新報スポニチの1面の題字は「スポーツニッポン」の部分が「新報スポニチ」と変更されていますが、2面以降の題字はスポーツニッポンのままとなっています。また、発行者欄や2面以降の欄外には「第三種郵便物認可」という表示はありません。これは、日刊スポーツ沖縄版が第三種郵便物となっているのに対し、新報スポニチは異なる新聞名であるためと考えられます。一方で、沖縄県内では沖縄タイムス社が発行する「日刊スポーツ」も販売されています。

購読と販売

新報スポニチは通常、月額1,029円で購読でき、その内容は白黒とカラーがミックスされており、同様の構成が採用されています。また、新聞販売業者によっては、九州方面の本社が発行する他のスポーツ新聞も沖縄で読めるよう、即売版が空輸され、地元のファミリーマートや那覇空港などで購入できる仕組みも整っています。

沿革

• - 1990年7月1日: 新報スポニチとして発行開始。

これにより、沖縄県民に向けたスポーツ情報の提供が本格的にスタートしました。

新報スポニチは地域に根ざした情報源として、沖縄のスポーツシーンを盛り上げる役割を果たしています。地元のアスリートやイベントを紹介することで、県民のスポーツ参加を促す重要なメディアとなっています。

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