新宿オークシティ

新宿オークシティは、東京都新宿区西新宿の青梅街道沿いに位置する複合施設です。この複合施設は、かつて新宿区立淀橋第二中学校があった場所を含む、西新宿六丁目南地区の再開発によって誕生しました。新宿副都心計画と東京都の都市再開発方針に基づいて、新宿にふさわしい街づくりを目指して建設されました。

1971年に最初の再開発説明会が開催されましたが、住友不動産新宿オークタワーの建設予定地では地権者の反対が根強く、業界内では「3大難開発」の一つとされていました。準備組合の解散なども経て、1985年に改めて準備組合が設立され、2000年1月に本組合が設立、翌2月に工事が開始されました。そして、2002年11月に竣工し、実に31年もの歳月をかけた再開発事業となりました。

新宿オークシティは、住友不動産が運営する住友不動産新宿オークタワーとオークコート（住居棟）、日本土地建物が運営する日土地西新宿ビル、新宿区内の中小企業振興を目的とした新宿区立産業会館（BIZ新宿）、青梅街道沿いの店舗施設であるオークテラスから構成されています。

中心となる住友不動産新宿オークタワーと日土地西新宿ビルには、多くの企業がテナントとして入居しており、飲食店も充実しています。また、3つの主要な建物（住友不動産新宿オークタワー、日土地西新宿ビル、オークコート）の中央には、屋根付きの街路空間が設けられ、全体のエントランスホールとして機能しています。

住友不動産新宿オークタワー

2003年1月に竣工した、鮮やかな青色のガラス張りが特徴的なビルです。頂部は翼をモチーフにしたデザインが施されています。ビルの20階にはスカイロビーが設けられ、エントランスホールであるガレリアからシースルーのシャトルエレベーターで直通し、スカイロビーで高層階へのローカルエレベーターに乗り換えるという、効率的な交通計画が採用されています。

主なテナント

(詳細なテナント一覧は公式サイト等をご参照ください)

日土地西新宿ビル

2002年11月に竣工した複合ビルで、こちらも鮮やかな青色のガラス張りで統一されています。22階以上はハイグレードな住宅として、22階以下はオフィスとして利用されています。

主なテナント

メディカルスキャンニング新宿
知財翻訳研究所
アンシス・ジャパン
イーオン東京本社

オークコート

2002年11月に竣工した、総戸数74戸の共同住宅です。地権者住宅を含み、うち38戸は賃貸住宅として提供されています。

新宿区立産業会館（BIZ新宿）

2002年11月に竣工した、新宿区内の中小企業の振興を目的とした区立施設です。区内企業や在勤者向けにホールや研修室の貸し出し、イベントやセミナーなどを開催しています。これらの施設利用は有料です。

オークテラス

青梅街道に面した、地権者向けの店舗施設です。ファミリーマート、C&C、なか卯などの店舗が入っています。

関連施設

成子子育地蔵尊：敷地の北西角に位置しています。

アクセス方法

新宿駅より徒歩9分
都営大江戸線都庁前駅より徒歩6分
地下鉄丸ノ内線西新宿駅より徒歩3分
* 駐車場あり（有料）

新宿オークシティは、オフィス、住宅、商業施設、公共施設が一体となった、新宿副都心の重要な複合施設として、多くの人々に利用されています。

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