新宿区立新宿養護学校

新宿区立新宿養護学校とは

新宿区立新宿養護学校は、東京都新宿区、西新宿四丁目に存在する公立の特別支援学校です。この学校は、小学部と中学部の2つの部門があり、肢体不自由者に特化した支援を行っています。また、入院中の児童に向けた訪問学級も併設されており、地域の多様なニーズに応えています。新宿区唯一の区立肢体不自由特別支援学校として、地域教育に重要な役割を担っています。

沿革

この学校の歴史は1960年12月にさかのぼります。当時、新宿区立鶴巻小学校内に設立された「ひまわり学級」がその原点です。この学級は、小学部専用でしたが、1962年4月には鶴巻小学校内に中学部が設けられました。当初は新宿区立牛込第二中学校との連携もありました。

1978年に、東京都教育委員会から養護学校（現在の特別支援学校）の設置が正式に認可されました。この年の4月には、ひまわり学級が鶴巻小学校と牛込第二中学校から弁天町50番地に移転し、新たに新宿区立新宿養護学校として新しく開校されました。この頃、新宿区立新宿養護学校には小学部4学級、中学部2学級、さらに訪問学級1学級が整備され、新たなスタートを切りました。新宿区牛込保健所と併設される形での開校は、地域福祉の一環として重要な意味を持っていました。

1996年3月には、学校の校舎の移転が行われ、西新宿四丁目20番11号に新校舎が完成しました。新しい校舎は、より良い学習環境を提供するために設計されており、肢体不自由のある児童一人一人が快適に過ごせるような配慮がされています。

通学区域と進学先

新宿区立新宿養護学校の通学区域は新宿区全域で、地域の多くの児童がこの学校に通っています。特別支援教育を受けた後、主な進学先として東京都立永福学園が設定されているため、進学の選択肢も確保されている点が特徴です。

この学校は、肢体不自由のある子どもたちにとって、安心して学べる場を提供し、一人ひとりの潜在能力を引き出すために尽力しています。また、教職員は、特別支援教育に関する専門的な知識を持ち、児童の特性に合わせた支援を行うことで、より良い学びの場を実現しています。

今後も新宿区立新宿養護学校は、教育機関として地域社会に貢献し、肢体不自由者への支援をさらに充実させていくことでしょう。

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