新小田原駅

新小田原駅について

新小田原駅（しんおだわらえき）は、神奈川県足柄下郡小田原町（現・小田原市）にかつて存在していた大雄山鉄道（現・伊豆箱根鉄道大雄山線）の駅でした。この駅は大雄山鉄道が小田原駅に乗り入れるまでは、同線の終点であり、重要な役割を果たしていました。

概要

大雄山鉄道は、仮小田原駅から大雄山駅までの間で営業していました。この鉄道は1927年の4月10日に仮小田原駅から新小田原駅までの線路を延伸し、新たな駅を開業しました。新小田原駅は、熱海線（現在の東海道本線）である小田原駅からおおよそ200メートル離れた位置にあり、東通り入口交差点の北側に存在しました。

この延伸によって、元の終着駅である仮小田原駅は相模広小路駅に改称されました。そして、1935年の6月には新小田原駅が小田原駅へ乗り入れることが実現しました。これに先立ち、6月14日に新小田原駅から相模広小路駅の間に新たに緑町駅が開業しました。しかし、その後の6月16日には新小田原駅から緑町駅への路線が廃止され、緑町駅が小田原駅に接続するルートに変更されたため、相模広小路駅もその近さから廃止される結果となりました。

歴史

新小田原駅の歴史は短いもので、1927年4月10日に開業しました。開業から約8年後の1935年6月16日には、その運営路線の変更に伴って新小田原駅と緑町駅の両駅が廃止されることになりました。

このように、新小田原駅は短い期間ながらも、大雄山鉄道の中で重要な役割を果たした駅であり、小田原地域の交通網の発展に寄与していました。現在では廃駅となっているものの、その歴史的背景や、当時の利用者にとっての意味を考えると、地域の鉄道史においては興味深い存在として記憶されています。

隣接する駅

新小田原駅の隣には、同じく大雄山鉄道の緑町駅がありました。

関連項目

この駅は廃駅となりましたが、鉄道ファンや歴史に興味を持つ人々にとって、忘れ去られた場所ではなく、鉄道の歴史の一端として語り継がれるべき存在です。

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