新居屋駅

新居屋駅（にいやえき）は、かつて愛知県海部郡甚目寺町新居屋茶屋（現在の愛知県あま市新居屋茶屋）に位置していた、名古屋鉄道（名鉄）津島線の駅でした。

駅の場所と現状

新居屋駅は、甚目寺駅と七宝駅の間に存在し、七宝駅の東約700m付近に位置していました。現在は駅の痕跡は残っていませんが、線路内の敷地がわずかに広がっている箇所が、かつて駅が存在したことを示唆しています。

歴史

新居屋駅は、名古屋電気鉄道によって津島線が開業してから約半年後に設置されました。以下に、その歴史をまとめます。

1914年（大正3年）7月3日：名古屋電気鉄道津島線の駅として開業。
1921年（大正10年）7月1日：路線譲渡により、名古屋鉄道津島線の駅となる。
1944年（昭和19年）：休止。
1969年（昭和44年）4月5日：廃止。

利用状況

『海部郡史稿本』によると、1922年（大正11年）当時の年間利用者数は、乗車が42,413人、降車が45,589人でした。この数字から、当時としては一定の利用があったことが伺えます。

新居屋駅は、短い期間ではありましたが、地域の足として利用されていました。廃止から半世紀以上が経過し、駅の痕跡はほとんど残っていませんが、その歴史は今も語り継がれています。

関連項目

* 廃駅

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