新居町駅

新居町駅について

新居町駅（あらいまちえき）は、静岡県湖西市新居町新居にある東海旅客鉄道（JR東海）の東海道本線の駅です。この駅は駅番号CA38として知られていますが、地名の読み方は「あらいちょう」と異なっているため、訪れる方は注意が必要です。

歴史の変遷

新居町駅は1915年1月10日に国鉄東海道本線の弁天島と鷲津間に新たに開業されました。当初は仮停車場としてスタートしましたが、時が経つにつれて利用者が増えていきました。1974年4月には貨物取扱を廃止、1984年には荷物取扱も停止しました。1987年には国鉄分割民営化に伴い、JR東海の駅として新たな一歩を踏み出しました。2008年にはTOICAによるサービスが開始され、2010年にバリアフリー設備が全面的に利用可能となりました。

また、2015年には浜松市で開催されたゆるキャラグランプリに関連し、特急「ふじかわ」が19年ぶりに当駅まで延長運転されました。そして、2024年10月26日には東急の「THE ROYAL EXPRESS」が試運転のために入線し、これからの発展も期待されています。

駅の構造

新居町駅は地上駅で、1面1線の単式ホームと1面2線の島式ホームを備えています。合計で2面3線のホームを持ち、1番線は副本線、2・3番線が本線となっています。跨線橋で両ホームが連絡しており、利便性にも優れています。駅本屋は南側に位置しており、北側には浜名湖競艇開催時の出改札口があります。JR東海交通事業の職員が業務を担当している業務委託駅で、鷲津駅が管理を行っています。エレベーターや多機能トイレも整備されており、バリアフリーへの配慮がなされています。

利用状況

「静岡県統計年鑑」によれば、2021年度の新居町駅の1日平均乗車人員は1,667人であり、特に浜名湖競艇開催日には多くの人で賑わいます。1993年度以降の乗車人員の推移を見てみると、地域の利用者数は一定の水準を保っています。

周辺情報

駅の近くには湖西市コミュニティバス「コーちゃんバス」があり、鷲津駅へのアクセスが便利です。また、2002年まで駅の近くにJR東海バスの新居町営業所があり、様々な路線が運行されていました。バス利用者にとっても利便性の高い地点となっています。

新居町駅は、交通の要所として静岡県の鉄道網に寄与しているだけでなく、地域の文化や風景とも強く結びついている重要な場所です。将来的にはさらに多くの人々に利用されることが期待されており、地域活性化にも寄与する役割を担っています。

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