新山勝利

新山勝利（にいやま かつとし）

新山勝利は、1969年1月11日生まれの日本のプロレスラーです。FMW（フロンティア・マーシャルアーツ・レスリング）を中心に活動しました。

経歴

1990年7月22日、FMWでプロレスラーとしてデビュー。当初はシューティング出身という触れ込みで、覆面レスラー「ザ・シューター」の一人としてリングに上がりました。ザ・シューターは一時増殖しましたが、最終的に新山のみが残りました。

1992年、唯一のザ・シューターとして活動していたところ、ザ・シークによって試合中にマスクを剥がされます。正体は不明とされましたが、同年5月24日にはペイントレスラー「ザ・グレート・パンク」として突如転身。ギターを破壊するパフォーマンスや、腰を振りながらのジャーマン・スープレックスを繰り出すなど、個性をアピールしました。チーム・カナダとのキャプテンフォール追放マッチでリッキー・フジに敗れ、1年間の追放処分となります。

追放期間中にポーゴと結託し正規軍を裏切りますが、後に仲間割れ。正規軍へUターンし、心機一転を図るべく素顔で本名をリングネームとしました。スキンヘッドで臨んだ再デビュー戦では、ビッグ・タイトンに敗北。FMWでは、常に正規軍のバイプレーヤー的な存在でした。

FMW退団後、新山は妻の故郷である愛知県刈谷市で飲食店を開業。店の経営と並行してトレーニングも続けていましたが、経営状況は思わしくありませんでした。そこで、テレビ東京のバラエティー番組「愛の貧乏脱出大作戦」に出演。レスラーを辞めて飲食店の経営に専念する覚悟で、力士出身者が営むちゃんこ屋で修行に励みました。修行後、店名を「新山（しんざん）」に改め、ちゃんこ専門店として再スタートを切りました。

しかし、その後もフリーランスとして様々なインディー団体に参戦。2009年には、「FNSの日26時間テレビ」の企画「三輪車12時間耐久レース」に家族と東海テレビ代表として出場し、現役プロレスラーとして健在ぶりを示しました。

2010年からは、ターザン後藤が率いる「スーパーFMW」で活動しています。

新山勝利は、様々なキャラクターを演じながら、プロレスラーとしての道を歩み続けています。

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