新島村ふれあいバス

新島村ふれあいバスについて

新島村ふれあいバスは、東京都新島村が運行するコミュニティバスで、村内の交通手段として重要な役割を果たしています。このバスは、新島交通に委託されており、村内における唯一の公共交通手段です。

運行概要

ふれあいバスは新島の市街地を主に巡回しており、1日に3便が運行されています。2011年に策定された村政運営計画で、10年以内に乗合バス化を進める旨が示されており、地域の交通を促進する方針が打ち出されています。このバスの大きな特徴のひとつは、運賃が全区間無料であることです。村民だけでなく、観光客も自由に利用できるため、観光の足としても重宝されています。

車両および荷物制限

使用されている車両はマイクロバスで、比較的コンパクトなため、車内に多少の荷物（ボディボードなど）は持ち込むことができますが、サーフボードや大きな荷物の持ち込みは禁止されています。このため、訪れる人々は運びやすい荷物で利用することが求められます。

現行路線

ふれあいバスには、主に以下の3つの便が設定されています。

1便の運行スケジュール (7:50 - 9:40)

この便はバスのスタート地点であるB堤駐車場を発車し、本村診療所や健康センター前を経由します。また、若郷診療所前や霞山停留所も通り、まました温泉や21クリエートセンター、露天風呂など観光スポットを巡回します。

2便の運行スケジュール (10:10 - 12:00)

2便も多くの経路を経由し、村の中心部を回ります。特に健康センター前から血圧に特化した施設や老人ホームを訪れ、B堤駐車場に戻るルートを取ります。

3便の運行スケジュール (16:00 - 17:45)

夕方の便も住民センター前から運行を開始し、新島高校正門前を経由、その後は多くの主要施設を巡回しながら再び住民センター前に戻ります。

臨時運行バス

悪天候や特別な事情がある場合、東海汽船のジェット船が渡浮根漁港から出発する時には臨時バスが運行されます。この臨時バスは、ジェット船の出港1時間前に出発し、各主要施設を経由します。また、観光シーズンには新島空港への直行バスも運行され、多くの観光客に便利な移動手段を提供しています。

車両情報

新島村ふれあいバスで使用されている車両は日産シビリアンのW40系です。この車両は新島交通が保有する、特定の事業用緑ナンバー車両として登録されています。

地域の交通インフラとして欠かせないふれあいバスは、村民や観光客の日常生活やレジャーに役立っています。今後も利用者のニーズに応じたサービス提供が期待されます。

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