新幹線ビルディング

株式会社新幹線ビルディングの概要

株式会社新幹線ビルディングは、神奈川県小田原市に本社を置く不動産会社です。設立は1999年6月で、もともとはジィーズ株式会社として熱海市伊豆山の別荘地開発を行っていました。しかし、近年この企業は熱海市で発生した土石流災害に関連して問題視されています。

本社移転及び土石流災害の経緯

同社は、2003年に小田原駅前に本社を移転し、その後2021年に旧小田原給食センター跡地に移転しました。2021年7月3日には、熱海市伊豆山で大規模な土石流災害が発生。これにより、多くの被害者が出ました。この災害は、新幹線ビルディングが手掛けた盛り土が崩れたことが原因とされており、同社の責任が問われています。

同和団体との関係

新幹線ビルディングの歴代社長は、自由同和会と深い関係を持っていました。特に天野二三男氏は自由同和会神奈川県本部会長を務めていました。このような背景から、新幹線ビルディングは同和ビジネス企業と位置付けられ、地域社会との関係にも影響を与えていた可能性があります。

土石流災害の背景

同社は2001年頃から熱海市において宅地分譲開発を進めていましたが、その過程で土砂の搬入や管理において不 proper な行為があったと言われています。特に2007年には、土砂流入による被害が発生した際、自社の責任を認めず、自然災害と主張するなど、適切な対応が行われなかったとの報告があります。この状況は、その後の土石流災害の引き金となる要素があったとされています。

2008年には、熱海市での宅地造成計画において、施工面積が拡大し、さまざまな産業廃棄物が含まれていたことが発覚しました。これに対して市と県が何度も撤去を要請しましたが、新幹線ビルディングはそれに応じなかったとされています。

被害者の会と告発

2021年の土石流災害後には、「熱海市盛り土流出事故被害者の会」が設立され、新幹線ビルディングに責任を求める動きが強まりました。被害者の遺族たちは、天野氏を熱海警察に刑事告発する事態にまで発展しました。これは、同社が地元住民や行政とのやり取りの中で脅迫的な姿勢を見せていたとの証言も影響しています。

歴代社長と事件への関与

新幹線ビルディングの歴代社長の一人である天野氏は、過去に経営破綻の際に金融トラブルに巻き込まれた経験や、違法風俗店への関与などで逮捕歴を持つ人物です。このような背景は、新幹線ビルディングのイメージや地域社会との信頼関係にも影響を与える要因となっています。

まとめ

株式会社新幹線ビルディングは、神奈川県小田原市に存在する不動産会社でありながら、熱海での土石流災害を巡って多くの問題を抱えています。同和団体との関係や社長の過去の問題もあり、今後の対応が注目される状況にあります。地元住民や被害者の声をしっかりと受け止め、誠実な対応を行うことが求められています。

もう一度検索