新感覚☆キーワードで英会話
『新感覚☆キーワードで英会話』は、日本のNHK教育テレビで放送された語学番組で、
2006年の
4月から
2007年の3月までの間にオンエアされました。この番組は、『
100語でスタート!英会話』を引き継ぎ、視覚的に単語の「コアイメージ」を捉えることを重視し、英語の学習を新たなスタイルで提供しました。
放送日時と形式
番組の本放送は、月曜日から木曜日の23時から23時10分までの10分間に放送され、
2006年9月までは火曜日から金曜日の同じ時間帯に放送されていました。この変更は、別の英語番組との放送時間が重なったために生じ、視聴者からのフィードバックに応じたものです。
再放送は、翌週の月曜日から木曜日の12時から12時10分、さらに日曜日の午前7時から7時40分に放送されました。しかし、
2006年8月や
2007年の春には、高校野球の特別番組により放送が変更される場合もあったため、特定の日には別日程に再放送が行われました。
番組の内容と構成
この番組の最大の特徴は、毎回のエピソードで中学レベルの英単語を1語または2語取り上げ、それぞれの単語のコアイメージをビジュアルを通じて理解するスタイルです。全体で約150の単語を学ぶことができ、6ヶ月という短期間で魅力的なカリキュラムが組まれています。
番組は、月ごとにテーマを設定し、以下のように構成されています:
- - 4月(再放送:10月): 基本動詞を中心に、よく使われる動詞の意味を相互に関連付けて解説します。
- - 5月(再放送:11月): 似た意味の動詞を比較し、それぞれの違いを明確にします。
- - 6月(再放送:12月): 前置詞について、辞書的な和訳ではなくコアイメージを通じて理解を深めます。
- - 7月(再放送:1月): 形容詞を取り上げ、同じような意味を持つ形容詞を比較しつつ、特定の名詞を修飾できるかといった観点から解説します。
- - 8月(再放送:2月): 名詞や文法的項目に関するテーマが扱われ、異なる単語や概念についても掘り下げます。
- - 9月(再放送:3月): 動詞と副詞の組み合わせ、いわゆる句動詞について詳しく解説します。
また、9月の最終週には特別編として全体のまとめが行われ、放送全体を振り返ることができます。
スキットとキャラクター
この番組では、スキット部分がCGアニメで構成され、登場人物のほとんどが猫というユニークな演出が施されています。会話は基本的に短いフレーズで構成され、視聴者に親しみやすく感じさせる工夫がされています。
出演者とスタッフ
番組には、田中茂範氏が主任講師として出演し、他に河原清志氏や
佐藤芳明氏がそれぞれのテーマの講師として参加しています。また、スタジオでは歌手の安良城紅氏が解説を担当しました。CGキャラクター「辞書猫のTANGO」の声は
戸田ダリオ氏が担当し、スキット部分のキャラクターの声も複数の声優によって演じられました。
補足
TANGOのグラフィックは、後継番組「
新感覚☆わかる使える英文法」にも登場しましたが、声の担当は異なる方が行いました。このように、英語学習を視覚と音声を通じて楽しく学べるスタイルが大変人気であったことが伺えます。