新森涼

新森涼（しんもり りょう）は、1998年5月12日生まれ、福岡県飯塚市出身の日本の女子柔道家です。得意階級は70kg級、身長は167cm。左組みを主体とし、内股、大外刈を得意技としています。血液型はO型です。

経歴

9歳で柔道を始め、稲築柔道教室で基礎を築きました。山田中学校3年時には、全国中学校柔道大会70kg級で3位入賞を果たします。敬愛高校に進学後、1年時に金鷲旗で2位、インターハイ70kg級で3位と、早くから才能を発揮しました。2年時には、全日本カデで優勝。金鷲旗では、決勝で強豪・大成高校の中江美裕選手を破り、エースの児玉ひかる選手と共にチームを優勝に導きました。インターハイ個人戦決勝では、開始わずか9秒で内股による一本勝ちで優勝を飾るも、団体戦決勝では大成高校に敗れ、2位に終わりました。ジュニア体重別と講道館杯では5位入賞を果たしています。

高校3年時には、金鷲旗決勝で再び大成高校と対戦。和田梨乃子選手を支釣込足で破るなど、児玉選手と共にチームを連覇に導く活躍を見せました。しかし、インターハイ団体戦では準決勝で大成高校に敗れ、2009年の埼玉栄高校以来となる高校団体3冠を逃しました。個人戦でも3位に終わり、インターハイ個人戦2連覇はなりませんでした。国体少年女子の部では福岡県代表として出場し、3位入賞を果たしています。

2017年、コマツに所属。全日本ジュニアでは3位に入賞しました。2018年の全日本ジュニアでは、決勝で桐蔭学園高校の朝飛真実選手に反則勝ちし、見事優勝。世界ジュニアでは決勝に進出するも、イタリアのアリチェ・ベッランディ選手にGSで大内刈を決められ、惜しくも2位に終わりました。しかし、世界ジュニア団体戦では決勝のブラジル戦でエレン・サンタナ選手を片手絞で破り、チームの優勝を決定しました。その後、コマツ柔道部のマネージャーに転身し、選手をサポートする立場となりました。

戦績

2013年 - 全国中学校柔道大会　2位
2014年 - 金鷲旗　2位
2014年 - インターハイ　3位
2015年 - 全日本カデ　優勝
2015年 - 金鷲旗 優勝
2015年 - インターハイ 個人戦　優勝・団体戦　2位
2015年 - 国体少年女子の部　5位
2015年 - 講道館杯　5位
2016年 - インターハイ 個人戦　3位・団体戦　3位
2016年 - 全日本ジュニア　5位
2016年 - 国体 少年女子の部　3位
2017年 - 全日本ジュニア　3位
2018年 - ベルギー国際　3位
2018年 - 実業個人選手権　3位
2018年 - 全日本ジュニア　優勝
2018年 - 世界ジュニア　2位
* 2018年 - 世界ジュニア団体戦　優勝

新森涼は、選手としての輝かしい実績に加え、マネージャーとしてもチームに貢献しています。今後の活躍が期待される人物です。

出典: JudoInside.com

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