新橋浅間神社

新橋浅間神社の概要

新橋浅間神社は、静岡県御殿場市新橋に鎮座する神社です。正式名称は「浅間神社」ですが、周辺に同名の神社が多いため、所在地である「新橋」を冠して呼ばれることが一般的です。御殿場駅の富士山口近くに位置し、地域の中核をなす神社として親しまれています。

創建については、1161年に熊野信仰の鈴木氏によって造営されたという説と、1193年に源頼朝が富士の巻狩りを行った際に創建されたという説の二つが伝えられています。江戸時代の記録には、浅間神社、神明社、八幡社、天神社、愛鷹大明神の五社が合祀された「五社浅間宮」であったと記されています。

明治時代に入り、村社に指定されましたが、1883年に富士登山御殿場ルートが開通、1889年に東海道線（現在の御殿場線）が開通したことで、富士登山（御殿場ルート）の出発点として発展しました。

新橋浅間神社の特徴

新橋浅間神社では、毎年7月1日に富士山の開山式、8月31日に閉山式が行われます。また、8月第1週末には、御殿場夏まつり歩行者天国の中で「御殿場わらじ祭り」が開催され、多くの人々で賑わいます。2001年には、境内の掘削工事で湧出した飲用可能な湧水を「木の花名水」として提供開始し、2019年には「恋人の聖地」が設置されました。境内には、縁結びの小径や新橋せせらぎ公園などがあり、参拝だけでなく散策も楽しめます。

祭神は、浅間神社（富士山）と同じく木之花咲耶毘売命を主祭神としており、縁結び、子宝、安産、育児にご利益があるとされています。境内社には、同じく木之花咲耶毘売命を祀る子安神社があり、例大祭は3月最終日曜日に行われます。

祭事

新橋浅間神社では、年間を通して様々な祭事が行われています。主なものとしては、1月1日の歳旦祭、1月15日の成人式、2月3日の節分祭、3月最終日曜の子安神社例大祭、7月1日の富士山開山式、8月第1日曜の御殿場わらじ祭り、8月31日の富士山閉山式、10月9日の例大祭、11月15日の七五三祈祷祭、12月23日の新穀感謝祭、12月31日の大祓式などがあります。

新橋浅間神社は、地域の歴史と文化を伝える重要な場所であり、多くの人々に愛される神社です。

境内施設

木の花名水（湧水）
縁結びの小径
恋人の聖地
新橋地区コミュニティ供用施設
木の花会館
新橋せせらぎ公園
黄瀬川

境内社

子安神社 - 祭神: 木之花咲耶毘売命（子安大神）、例大祭: 3月最終日曜日（本来は4月5日）。

祭神

主祭神: 木之花咲耶毘売命
合祀神: 天照大御神（神明社）、誉田別命（八幡社）、菅原大神（天神）、瓊瓊杵命（愛鷹大明神）

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