新江口駅

新江口駅の概要

新江口駅（しんえぐちえき）は、新潟県新発田市江口に位置する、日本国有鉄道赤谷線の駅です。残念ながら1984年に廃止されてしまったため、今ではその跡地を思い起こすことしかできません。

駅の歴史

新江口駅は1963年11月15日に開業しました。開業当初は旅客専用の無人駅として運営され、利用者には便利な交通手段を提供していました。しかし、赤谷線の廃止に伴い、1984年4月1日にその歴史に幕を閉じました。開業から21年間、地域の人々に愛されてきた駅ですが、時代の流れには抗えなかったのです。

駅の構造

新江口駅は単式ホームを1面1線備えていました。このシンプルな構造により、無人駅として特に旅客の乗降が行われていました。駅員が常駐していなかったため、訪れる人々は自らの判断で利用する必要がありました。

周辺の集落

新江口駅があった江口集落は、地元のコミュニティにとって重要な存在でした。駅名に「新」が冠されたのは、徳島線にある江口駅と名前が類似していたため、混同を避けるためでした。また、駅から近接する米倉集落も存在し、新江口駅がこの集落へのアクセスを容易にしていました。

隣接駅

新江口駅は赤谷線上の五十公野駅と米倉駅に挟まれた位置にありました。隣の五十公野駅とは直接的な交通の接点があり、利用者はこの駅を利用することができました。米倉駅に関しては、新江口駅の方が近かったため、地域住民にとってさまざまな利便性を提供していました。

最後に

新江口駅は長い歴史を持ちながらも、利用者の減少により廃止されてしまいました。駅の跡地には、かつての賑わいを今に伝えるものはほとんど残っていませんが、地域の記憶には今も根付いています。廃駅としての新江口駅の存在は、鉄道ファンや地域の歴史に興味を持つ人々にとって、忘れられた存在ではなく教訓として受け継がれていくことでしょう。

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