新潟万代東宝プラザ

新潟万代東宝プラザとその関連映画館の歴史

新潟県新潟市にかつて存在した映画館、新潟万代東宝プラザは、1984年12月22日にオープンしました。この映画館は「万代シネモールビル」地下1階に位置し、東宝東部興行が運営を担当していました。新潟万代東宝プラザは、オープニング作品に「ゴーストバスターズ」を掲げ、映画ファンに期待された場所の一つでした。

映画館の特徴として、洋画の大作や話題作が数多く上映されたことが挙げられます。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ、「トップガン」、「ロジャー・ラビット」、「トータル・リコール」、「ターミネーター2」、「スピード」、さらには「アルマゲドン」といった代表作がスクリーンに元気よく登場し、多くの観客を魅了しました。また、座席数は404席と大規模で、多くの人々に映画体験を提供していました。

しかし、2001年6月24日、同市の万代シテイビルボードプレイスにシネマコンプレックスの「T・ジョイ新潟万代」がオープンすることとなり、新潟万代東宝プラザは営業を終了しました。その後、万代シネモールビルの運営権は新潟交通に移り、6月30日には「T・ジョイ新潟万代ANNEX」として再オープンしました。この新たな映画館も数年後の2004年4月11日に閉館し、20年の歴史が დასრულしました。

新潟万代東宝1・2の誕生

新潟万代東宝は、もともと新潟宝塚会館が前身となっていました。新潟宝塚会館は1970年に新潟市東堀通で運営されていた映画館で、東宝系列の映画を上映していました。しかし、建物の老朽化に伴う影響で、1992年11月29日に閉館。翌12月12日には、万代シテイバスセンタービル3階にその後を継ぐ形で新潟万代東宝1・2が誕生しました。この新たな映画館はフィルムプリントを使用せず、最新のコンテンツをビデオシアター形式で提供し、多くの映画ファンを魅了しました。

新潟万代東宝1が155席、2が129席を備えており、観客は快適に映画を楽しむことができましたが、シネマコンプレックス「T・ジョイ新潟万代」のオープンに伴い、2001年4月8日に営業を終えました。営業期間はわずか8年5ヵ月という短いものでした。

最終的に2009年には新潟万代東宝の跡地に英会話イーオン新潟万代校が設立されるなど、当時の映画館があった場所は新たな形で発展を遂げています。新潟万代東宝プラザおよび新潟万代東宝1・2は、映画史の上で重要な役割を果たした施設として、多くの人々の記憶に残り続けています。彼らの存在があったからこそ、多くのシネマファンが新潟で映画を楽しむことができたのです。

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