新潟市産業振興センター

新潟市産業振興センター

新潟市産業振興センターは、新潟県新潟市中央区鐘木に位置する、多目的展示施設です。この施設は新潟市が所有し、指定管理者として新潟市開発公社と愛宕商事が運営を行っています。一般的には、周辺地域では「産業センター」として知られています。

概要

このセンターは、1987年に開館し、当初は地元最大級のアリーナとして、約4,455平方メートルの展示ホールを持つ施設です。開館当初から様々なイベントが行われており、1988年のアジア卓球選手権大会や、1989年の「ナイスふ～ど新潟 '89 食と緑の博覧会」などの大規模な行事のメイン会場として使用されてきました。近年でも、展示会、コンサート、アイスショーなど、多岐にわたるイベントが定期的に開催されています。

新潟市で人気のある文化イベント「ガタケット」も、しばしばこの産業センターを会場として利用しています。2003年には、より大きな複合コンベンション施設「朱鷺メッセ」が開業したため、現在ではその次に大きなアリーナ施設としての位置づけとなっています。

施設の歴史と運営

初めは新潟市の外郭団体である「新潟地域産業振興センター」が運営していましたが、2006年から指定管理者制度が導入され、以降、共同事業体によって管理運営されることとなりました。2010年には、隣接していた「新潟勤労者福祉振興協会」との統合が行われ、現在の運営体制が確立されました。

センターは時が経つにつれて設備の老朽化が進み、維持管理が課題となっています。そのため、2019年から2020年にかけて改装工事を実施するため一時休館することが決定されました。

施設概要

新潟市産業振興センター内の主な施設は以下の通りです：

• - 展示ホール: 約4,455平方メートル
• - 大会議室: 300平方メートル
• - 中会議室: 142平方メートル
• - 小会議室: 54平方メートルの部屋が4室
• - 多目的スペース: 407平方メートル
• - エントランスホール: 738平方メートル
• - 主催者室: 23平方メートルの部屋が3室

また、約900台が収容可能な駐車場も完備されています。駐車場は無料で利用でき、臨時駐車場も近隣に存在します。

アクセス情報

新潟市産業振興センターへのアクセスは、公共交通機関を利用するのが便利です。新潟駅南口から出発するバスも運行されており、「産業振興センター前」で下車すれば、徒歩で約1分で到着します。コンサートやイベント開催時には、臨時直通バスも利用可能です。

自動車でのアクセスも容易で、磐越自動車道の新潟中央ICからは約3分、国道8号（新潟バイパス）の女池ICからは約5分で到着します。

その他の特徴

開館当初は「Convention Center」という名称が使用されましたが、その後、朱鷺メッセの開場に伴い、英語表記が変更されました。また、展示ホール内には特徴的な時計が設置されており、カーネル・サンダースのイラストが描かれていますが、その寄贈元については不明です。

新潟市産業振興センターは、地域の産業振興に寄与し、多くの人々に利用される重要な施設となっています。

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