ガタケット
ガタケットは、新潟県新潟市で長年にわたり開催されている同人誌即売会です。当初は「新潟コミックマーケット」という名称でしたが、コミックマーケットとは直接的な関係はありません。このイベントは、同人誌の展示・販売だけでなく、関連サービスやコスプレ文化も包括的に取り扱ってきました。
ガタケットは、1983年1月8日の第1回開催から30年以上の歴史を持つ、オールジャンルの同人誌即売会です。入場にはカタログの提示が必須であり、事実上の有料制となっています。サークル参加には直接参加と委託参加の形態があり、委託スペースは番号札による入場制限が設けられていました。かつては委託スペースでCOMITIAなどの見本誌が置かれることもありましたが、2022年11月20日開催のガタケット172をもって委託スペースの参加申込は終了しました。開催場所は主に新潟市産業振興センターで、年間3～4回の頻度で開催されています。
カタログはイベント開催当日に会場で販売されるほか、開催7日前頃から書店でも購入できます。ただし、書店での価格は手数料が上乗せされるため、会場販売価格よりも2～300円程度高くなります。
2023年現在、ガタケットは年に3～4回のペースで開催されています。2019年までは、1月、3月、5月、7月、8月、11月など、年間6回ペースで開催されていましたが、開催頻度の見直しが行われました。1990年代の最盛期には、1日開催ではサークルが収容しきれず、2日開催となることもありました。また、コスプレガタケットやガタケットでの2日開催も実施されていました。
2000年代に入ると、ガタケットの開催間隔は短縮される一方で、参加サークル数は減少傾向にありました。最盛期の1999年には、1日開催で約2000サークル、2日開催では合計4000サークルが参加していましたが、2012年の第121回開催時には、最盛期の25％まで減少しました。イベント開催の最低ラインである500サークルを下回る事態となり、代表が参加経験のあるサークルに参加を依頼し、受付期限を延長して、ようやくイベントが実施できたということもありました。参加サークル数の減少は、開催頻度の上げすぎが原因ではないかとの指摘もありました。2020年以降は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、参加サークル数はさらに減少し、直接参加サークルは最盛期の1割にも満たない200サークル以下となっています。しかし、2021年に代表が交代し、開催頻度が年3～4回に調整された結果、参加サークル数は回復傾向にあり、2024年3月24日のガタケット177では、併催のオンリーイベントと合わせて931サークルが参加しました。
ガタケットでは、過去に複数の併催イベントが開催されました。その中には、特定のジャンルに特化したプチオンリーイベントや、アニソンライブなどが含まれています。
プチオンリーイベント
2008年8月31日 ガタケット100 - 「VOCALOID GATTA MIX!」
2008年11月24日 ガタケット101 - 「時計台の下で」
2009年3月22日 ガタケット103 - 「新潟東方祭5」
2010年1月31日 ガタケット107 - 「るなぷち。」「デュエル☆マニアックス」
アニソンライブプラスワン
＃1 2009年3月22日 ガタケット103 - ゲスト：MoJo、石田燿子
＃2 2010年5月9日 ガタケット109 - ゲスト：MIQ、谷本貴義
＃3 2011年5月8日 ガタケット115 - ゲスト：串田アキラ、アップルパイ
また、「佐渡汽船Presents OKESA!アニメクルージング」の企画運営も行っています。
ガタケットは、新潟アニメーションサークル連絡協議会によって企画され、1983年に第1回が開催されました。過去には、記念イベントとして有名声優を招いたトークイベントや原画展が行われました。
1982年9月 - 新潟アニメーションサークル連絡協議会が新潟コミックマーケット（通称「ガタケット」）を企画。
1983年1月 - 第1回開催（直接参加46サークル、委託参加9サークル）。
1999年11月14日 - ガタケット50開催。50回記念に有名声優2名が招待された。
2004年3月28日 - ガタケット74。朱鷺メッセで初開催。
2008年8月31日 - ガタケット100開催。100回記念に有名声優2名が招待された。
2011年3月21日 - 東日本大震災の影響でガタケット114が開催中止。
2017年3月26日 - ガタケット150開催。150回記念に「くまみこ」の原画展が開催された。
2020年 - 新型コロナウイルス感染症拡大以前から決定していた新潟市産業振興センターの改修工事の影響により、例年3月・5月・7月に開催される予定だったガタケットの開催が見送られた。8月開催を「逆襲のガタケットスペシャル!!」として9月6日に開催。
2021年 - 新型コロナウイルス感染症拡大に伴い参加者数が激減したため、1983年に開始して以来史上初めて、この年は1回も開催されなかった。
イベントには、地元のイタリア軒が弁当販売で出店するほか、画材店が画材を販売したり、日本アニメ・マンガ専門学校が出展したりすることがあります。過去には、講談社やねこのしっぽなどの企業もブースを出展しました。
記念イベント
ガタケット50回と100回の開催時には、記念イベントとして声優を招いてトークイベントが開催されました。特に100回目では、機動戦士ガンダムの声優である池田秀一と古谷徹が招かれ、会場は大いに盛り上がりました。
昼の儀式
ガタケットでは、正午になると館内放送で「宇宙大帝ゴッドシグマ」のテーマ曲が流れ、参加者全員でクラップをする「昼の儀式」という恒例のパフォーマンスがあります。この儀式を楽しみにしている参加者も多く、イベントの象徴的な瞬間となっています。
その他
会場には献血車が来ることが多く、館内放送で献血の呼びかけが行われることがあります。また、かつては有志により、代表の坂田氏に敬意を表した同人誌が作成されたこともありました。
ガタケットは、主に以下の会場で開催されてきました。
新潟市産業振興センター：主な開催場所。開催時は、新潟駅南口から臨時シャトルバスが運行されます。
朱鷺メッセ（新潟コンベンションセンター）：過去に数回開催されました。
過去の開催会場
カミーノ古町
新潟市体育館
佐渡汽船ターミナルビル
新潟伊勢丹
臨港スポーツセンター
万代シテイホール
新潟テルサ(新潟市産業振興センターとの２館開催)
NSGスクエア
デンカビッグスワンスタジアム
ガタケットの他にも、以下のような関連イベントが開催されています。
コスプレガタケット
コスプレに特化したイベントで、ガタケットの前日に同じ会場で開催されることが多いです。撮影用の背景幕や小道具が用意されています。かつてはサークル参加も可能でしたが、現在は受け付けていません。
新潟コミティア
コミティアの新潟版で、ガタケット事務局が主催しています。年2回、主に朱鷺メッセで開催されます。
コスプレ魂
コスプレ魂実行委員会主催のオールジャンルコスプレイベントで、ガタケット事務局が実質的な運営を行っています。
過去に開催されたイベント
ガタケットスペシャル：コスプレ禁止のガタケットで、過去に2回開催されました。
ガタケット&OKAケットin長岡!!：長岡市で開催されていたガタケットin長岡とOKAケットの合同イベントです。
ガタケットin長岡：ガタケットの長岡版として開催されていた同人誌即売会です。
MPP(みなとぴあプレミアムプロジェクト)：みなとぴあで開催された屋外コスプレイベントです。
ガタケットin会津：会津若松市で1度だけ開催された同人誌即売会です。
Zest：新潟ミナミプラザで開催されていたオンリージャンル系の同人誌即売会です。
委託オンリーガタケット：委託サークルのみが参加できる同人誌即売会です。
プチガタケット：ガタケットの小規模版として開催されていましたが、自然消滅しました。
ガタケットSHOPは、かつて有限会社ジーエスピーが運営していた同人ショップです。同人誌の委託販売や印刷、画材・コスプレ用品の販売などを行っていました。また、店内には同人誌作成のための作業ブースや製本機も設置されていました。2019年6月23日に閉店しました。
ガタケットコスプレパーク
2011年5月3日には、ガタケットに関連するコスプレ撮影スタジオ「ガタケットコスプレパーク」もオープンしました。大型のコスプレ撮影スタジオとして利用され、コスプレガタケットも開催されていましたが、ガタケットSHOPと共に2019年6月23日に閉鎖されました。
同人誌の委託販売、印刷、画材・コスプレ用品の販売などを行っており、店内に同人誌の執筆・作成のための作業ブースや製本機を設置していました。ガタケットカタログの販売も行っていた。
2000年 - 新潟駅南口地区のオルザス新潟1階にて開店
2005年11月23日 - 万代シテイバスセンタービルに移転
2011年5月3日 - 万代シテイビルボードプレイス2の1階にコスプレガタケットを開店
2012年11月1日 - ガタケットSHOPを上記の住所に移転
2019年6月23日 - ガタケットSHOP、コスプレガタケット共に閉店。
委託販売
画材販売
印刷
ウィッグ販売
（注釈、出典は省略）
にいがたマンガ大賞
コミティア
コミックマーケット
同人誌即売会
ガタケット公式サイト
ガタケット (@gataket) - X（旧Twitter）
概要
ガタケットは、1983年1月8日の第1回開催から30年以上の歴史を持つ、オールジャンルの同人誌即売会です。入場にはカタログの提示が必須であり、事実上の有料制となっています。サークル参加には直接参加と委託参加の形態があり、委託スペースは番号札による入場制限が設けられていました。かつては委託スペースでCOMITIAなどの見本誌が置かれることもありましたが、2022年11月20日開催のガタケット172をもって委託スペースの参加申込は終了しました。開催場所は主に新潟市産業振興センターで、年間3～4回の頻度で開催されています。
カタログ
カタログはイベント開催当日に会場で販売されるほか、開催7日前頃から書店でも購入できます。ただし、書店での価格は手数料が上乗せされるため、会場販売価格よりも2～300円程度高くなります。
開催頻度
2023年現在、ガタケットは年に3～4回のペースで開催されています。2019年までは、1月、3月、5月、7月、8月、11月など、年間6回ペースで開催されていましたが、開催頻度の見直しが行われました。1990年代の最盛期には、1日開催ではサークルが収容しきれず、2日開催となることもありました。また、コスプレガタケットやガタケットでの2日開催も実施されていました。
参加サークル数
2000年代に入ると、ガタケットの開催間隔は短縮される一方で、参加サークル数は減少傾向にありました。最盛期の1999年には、1日開催で約2000サークル、2日開催では合計4000サークルが参加していましたが、2012年の第121回開催時には、最盛期の25％まで減少しました。イベント開催の最低ラインである500サークルを下回る事態となり、代表が参加経験のあるサークルに参加を依頼し、受付期限を延長して、ようやくイベントが実施できたということもありました。参加サークル数の減少は、開催頻度の上げすぎが原因ではないかとの指摘もありました。2020年以降は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、参加サークル数はさらに減少し、直接参加サークルは最盛期の1割にも満たない200サークル以下となっています。しかし、2021年に代表が交代し、開催頻度が年3～4回に調整された結果、参加サークル数は回復傾向にあり、2024年3月24日のガタケット177では、併催のオンリーイベントと合わせて931サークルが参加しました。
併催イベント
ガタケットでは、過去に複数の併催イベントが開催されました。その中には、特定のジャンルに特化したプチオンリーイベントや、アニソンライブなどが含まれています。
プチオンリーイベント
2008年8月31日 ガタケット100 - 「VOCALOID GATTA MIX!」
2008年11月24日 ガタケット101 - 「時計台の下で」
2009年3月22日 ガタケット103 - 「新潟東方祭5」
2010年1月31日 ガタケット107 - 「るなぷち。」「デュエル☆マニアックス」
アニソンライブプラスワン
＃1 2009年3月22日 ガタケット103 - ゲスト：MoJo、石田燿子
＃2 2010年5月9日 ガタケット109 - ゲスト：MIQ、谷本貴義
＃3 2011年5月8日 ガタケット115 - ゲスト：串田アキラ、アップルパイ
また、「佐渡汽船Presents OKESA!アニメクルージング」の企画運営も行っています。
歴史
ガタケットは、新潟アニメーションサークル連絡協議会によって企画され、1983年に第1回が開催されました。過去には、記念イベントとして有名声優を招いたトークイベントや原画展が行われました。
1982年9月 - 新潟アニメーションサークル連絡協議会が新潟コミックマーケット（通称「ガタケット」）を企画。
1983年1月 - 第1回開催（直接参加46サークル、委託参加9サークル）。
1999年11月14日 - ガタケット50開催。50回記念に有名声優2名が招待された。
2004年3月28日 - ガタケット74。朱鷺メッセで初開催。
2008年8月31日 - ガタケット100開催。100回記念に有名声優2名が招待された。
2011年3月21日 - 東日本大震災の影響でガタケット114が開催中止。
2017年3月26日 - ガタケット150開催。150回記念に「くまみこ」の原画展が開催された。
2020年 - 新型コロナウイルス感染症拡大以前から決定していた新潟市産業振興センターの改修工事の影響により、例年3月・5月・7月に開催される予定だったガタケットの開催が見送られた。8月開催を「逆襲のガタケットスペシャル!!」として9月6日に開催。
2021年 - 新型コロナウイルス感染症拡大に伴い参加者数が激減したため、1983年に開始して以来史上初めて、この年は1回も開催されなかった。
企業ブース
イベントには、地元のイタリア軒が弁当販売で出店するほか、画材店が画材を販売したり、日本アニメ・マンガ専門学校が出展したりすることがあります。過去には、講談社やねこのしっぽなどの企業もブースを出展しました。
エピソード
記念イベント
ガタケット50回と100回の開催時には、記念イベントとして声優を招いてトークイベントが開催されました。特に100回目では、機動戦士ガンダムの声優である池田秀一と古谷徹が招かれ、会場は大いに盛り上がりました。
昼の儀式
ガタケットでは、正午になると館内放送で「宇宙大帝ゴッドシグマ」のテーマ曲が流れ、参加者全員でクラップをする「昼の儀式」という恒例のパフォーマンスがあります。この儀式を楽しみにしている参加者も多く、イベントの象徴的な瞬間となっています。
その他
会場には献血車が来ることが多く、館内放送で献血の呼びかけが行われることがあります。また、かつては有志により、代表の坂田氏に敬意を表した同人誌が作成されたこともありました。
開催会場
ガタケットは、主に以下の会場で開催されてきました。
新潟市産業振興センター：主な開催場所。開催時は、新潟駅南口から臨時シャトルバスが運行されます。
朱鷺メッセ（新潟コンベンションセンター）：過去に数回開催されました。
過去の開催会場
カミーノ古町
新潟市体育館
佐渡汽船ターミナルビル
新潟伊勢丹
臨港スポーツセンター
万代シテイホール
新潟テルサ(新潟市産業振興センターとの２館開催)
NSGスクエア
デンカビッグスワンスタジアム
ガタケットに関連するイベント
ガタケットの他にも、以下のような関連イベントが開催されています。
コスプレガタケット
コスプレに特化したイベントで、ガタケットの前日に同じ会場で開催されることが多いです。撮影用の背景幕や小道具が用意されています。かつてはサークル参加も可能でしたが、現在は受け付けていません。
新潟コミティア
コミティアの新潟版で、ガタケット事務局が主催しています。年2回、主に朱鷺メッセで開催されます。
コスプレ魂
コスプレ魂実行委員会主催のオールジャンルコスプレイベントで、ガタケット事務局が実質的な運営を行っています。
過去に開催されたイベント
ガタケットスペシャル：コスプレ禁止のガタケットで、過去に2回開催されました。
ガタケット&OKAケットin長岡!!：長岡市で開催されていたガタケットin長岡とOKAケットの合同イベントです。
ガタケットin長岡：ガタケットの長岡版として開催されていた同人誌即売会です。
MPP(みなとぴあプレミアムプロジェクト)：みなとぴあで開催された屋外コスプレイベントです。
ガタケットin会津：会津若松市で1度だけ開催された同人誌即売会です。
Zest：新潟ミナミプラザで開催されていたオンリージャンル系の同人誌即売会です。
委託オンリーガタケット：委託サークルのみが参加できる同人誌即売会です。
プチガタケット：ガタケットの小規模版として開催されていましたが、自然消滅しました。
ガタケットSHOP
ガタケットSHOPは、かつて有限会社ジーエスピーが運営していた同人ショップです。同人誌の委託販売や印刷、画材・コスプレ用品の販売などを行っていました。また、店内には同人誌作成のための作業ブースや製本機も設置されていました。2019年6月23日に閉店しました。
ガタケットコスプレパーク
2011年5月3日には、ガタケットに関連するコスプレ撮影スタジオ「ガタケットコスプレパーク」もオープンしました。大型のコスプレ撮影スタジオとして利用され、コスプレガタケットも開催されていましたが、ガタケットSHOPと共に2019年6月23日に閉鎖されました。
概要
同人誌の委託販売、印刷、画材・コスプレ用品の販売などを行っており、店内に同人誌の執筆・作成のための作業ブースや製本機を設置していました。ガタケットカタログの販売も行っていた。
沿革
2000年 - 新潟駅南口地区のオルザス新潟1階にて開店
2005年11月23日 - 万代シテイバスセンタービルに移転
2011年5月3日 - 万代シテイビルボードプレイス2の1階にコスプレガタケットを開店
2012年11月1日 - ガタケットSHOPを上記の住所に移転
2019年6月23日 - ガタケットSHOP、コスプレガタケット共に閉店。
業務内容・取り扱い商品
委託販売
画材販売
印刷
ウィッグ販売
脚注
（注釈、出典は省略）
関連項目
にいがたマンガ大賞
コミティア
コミックマーケット
同人誌即売会
外部リンク
ガタケット公式サイト
ガタケット (@gataket) - X（旧Twitter）
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