新潟日報社

新潟日報社について

概要

新潟日報社は、新潟県新潟市中央区万代に本社を構える地方新聞社で、その主力新聞「新潟日報」を発行しています。この新聞は1942年に誕生し、元々は「新潟日日新聞」、「新潟県中央新聞」と「上越新聞」の三紙が合併して生まれました。歴史をさかのぼると、1891年に創刊された「新潟新聞」が昭和16年に「新潟毎日新聞」と合併し、その後「新潟日日新聞」に改称され、さらに1942年に現在の「新潟日報」となりました。

現在、新潟日報は日刊新聞としての発行に加え、2002年にはフリーペーパー「assh」を創刊し、地域の若者の活力を引き出す活動をしています。また、「アメカゴ.net」と呼ばれるSNSプラットフォームを通じて、地域の若者を応援し、交流の場を提供しています。さらに、47NEWSやよんななクラブといったメディアネットワークにも参加しています。

主な事業

新潟日報社は、単なる新聞発行にとどまらず、多くの関連事業も展開しています。1978年から開始された生涯学習講座「新潟日報カルチャースクール」や、1968年から行われている会員向けの講演会「日報政経懇話会」があります。また、加盟店舗への優待サービスを提供する「ハミング倶楽部」も運営しています。

拠点

新潟日報社の本社は「メディアシップ」と名付けられた複合施設で、2013年に竣工しました。この建物は、北前船の帆をイメージしており、高さ104メートル、地上20階建てとなっています。新社屋の完成に伴い、旧本社は黒埼本社として印刷拠点として機能しています。支社や総局は新潟県内外に多数存在し、長岡、上越、東京、大阪といった主要な都市にも展開しています。

事件と不祥事

新潟日報社の歴史には、いくつかの事件や不祥事も存在します。1946年には、朝鮮人の犯罪を報じたことから新潟日報社直後に襲撃事件が発生しました。また、2015年には、上越支社の報道部長による無許可の匿名Twitterアカウント開設問題が発覚し、同社は当該人物を懲戒処分としました。これらの出来事は、メディアにおける倫理や報道の在り方について重要な教訓をもたらしました。

関連会社と印刷業務

新潟日報社は、関連会社として「新潟日報サービスネット」や「新潟日報事業社」を設立しており、様々なメディア関連のサービスを提供しています。また、新聞印刷の業務も行っており、日本の主要な全国紙の受託印刷を手掛けています。具体的には、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、日本経済新聞などの印刷を行っており、さらには創価学会の機関紙である聖教新聞や公明新聞の印刷も担当しています。

新潟日報社は、情報を発信するという役割だけでなく、地域社会に貢献するためのさまざまな活動を展開している企業です。新潟県に密着したこれらの活動は、地域の人々の生活と文化の発展に寄与し続けています。

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