新潟県企業局

新潟県企業局（にいがたけんきぎょうきょく）

新潟県企業局は、新潟県によって設置・運営されている地方公営企業です。県の経済と県民の豊かな暮らしを多角的に支えるため、主に電気事業、工業用水道事業、そして工業用地造成事業という3つの重要な事業を展開しています。

事業内容

1. 電気事業

県内における電力の安定供給に貢献するため、水力発電所と太陽光発電所を所有し、これらの発電施設を管理・運営しています。豊かな自然条件を活かしたクリーンエネルギーである水力発電を中心に、再生可能エネルギーの活用を進めています。県が管理する主な水力発電所には以下の施設があります。

三面（みおもて）発電所
猿田（さるた）発電所
胎内第一（たいないだいいち）発電所
胎内第二（たいないだいに）発電所
笠堀（かさぼり）発電所
高田（たかだ）発電所
田川内（たがわうち）発電所
胎内第三（たいないだいさん）発電所
奥三面（おくみおもて）発電所
新高田（しんたかだ）発電所
刈谷田（かりやた）発電所
胎内第四（たいないだいよん）発電所
広神（ひろかみ）発電所

これらの発電所から生み出される電力は、地域の需要に応える重要な役割を担っています。

2. 工業用水道事業

県内の主要な工業地域に対し、産業活動に不可欠な工業用水を安定的に供給しています。大規模な製造業をはじめとする様々な工場で利用される工業用水は、製品製造や設備の冷却など、多様な用途に用いられます。企業局が管理する主な工業用水道としては、以下の施設が挙げられます。

上越（じょうえつ）工業用水道
新潟臨海（にいがたりんかい）工業用水道
栃尾（とちお）工業用水道

これらの施設を通じて供給される工業用水は、各地域の産業基盤を支える重要なインフラとなっています。

3. 工業用地造成事業

県内への企業誘致や既存企業の事業拡大を促進するため、新たな工業団地の造成や既存の工業地帯における用地の分譲を行っています。計画的に整備された工業用地は、企業の立地選択肢を広げ、雇用の創出や地域経済の活性化に寄与しています。企業局が関与する主な工業用地・産業団地は以下の通りです。

新潟県東部産業団地（阿賀野市かがやき）
新潟県中部産業団地（見附市新幸町）
新潟県南部産業団地（上越市石橋新田、頚城区上吉・下吉・西福島）
新潟東港工業地帯（北蒲原郡聖籠町網代浜・蓮潟）

これらの造成事業は、新潟県の産業振興政策の一翼を担っています。

まとめ

新潟県企業局は、電気、工業用水、工業用地という、産業活動と県民生活の根幹に関わる重要なインフラを提供することで、新潟県の持続可能な発展に貢献しています。地方公営企業として、公益性と事業性を両立させながら、地域のニーズに応じたサービス提供を目指しています。

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