新潟県第4区 (中選挙区)

新潟県第4区について

新潟県第4区は、1947年の第23回衆議院議員総選挙において設けられ、1993年に廃止されるまで存在していました。この選挙区の特色は、上越地方全体と中越地方の十日町市、中魚沼郡を含んでいた点で、ここでは地域の過疎問題や豪雪対策が重要な政策課題となっていました。

政治的背景

新潟県第4区は、政治的に保守的な姿勢を持つ地域であったことが特徴とされています。定数が3の頃には、1963年の選挙で自由民主党が全ての議席を獲得するなど、強い影響力を持っていました。しかし、1986年の公職選挙法改正により定数が2に削減されてからは、1990年の総選挙で社会党が一議席を獲得しましたが、その後は自民党が議席を独占する状況が続きました。

区域の詳細

新潟第4区が存在していた時の自治体は、以下のとおりです（当時の区域の名称は第40回衆議院議員総選挙時点に基づいています）。

• - 上越市
• - 十日町市
• - 糸魚川市
• - 新井市
• - 中魚沼郡
• - 中頸城郡
• - 東頚城郡
• - 西頸城郡

この区域は、現在の新潟5区に該当します。かつては、1950年の公職選挙法施行時においても、同様の地域を選挙区としていました。設置当初は定数3でしたが、1986年の法改正に伴い2に変更されました。

選挙結果と投票率

歴代の選挙結果では、定数が3だった時に行われた1963年の選挙では自由民主党が全議席を獲得しました。投票率はその時期の有権者の政治参加を反映しており、84.73%と高い数字を記録しています。また、選挙が行われた年ごとの有権者数や投票率の推移も示されており、特に最初の頃は高い投票率が維持されていました。

例えば、1947年の初回選挙では、有権者数280,779人に対する投票率は60.80%でしたが、後の選挙では90%近い投票率を示す年もあり、地域住民の政治への関心が伺えます。特に1990年の選挙では88.29%に達しました。

最後の選挙

新潟県第4区は、1993年の選挙で解散を迎えました。この時の投票日には有権者数が300,519人、投票率は84.73%でした。各選挙の結果や投票率は、地域の政治的動向や有権者の意識を示す貴重なデータとなっています。

おわりに

新潟県第4区は、長い歴史を有し、地域の特性を反映した選挙区であったことが良くわかります。その政治の変遷や選挙結果は、過去の日本の政治動向を知るための重要な資料となるでしょう。

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