新潟県道427号五十子平真田線

新潟県道427号五十子平真田線は、新潟県十日町市内を走る一般県道です。起点は十日町市松之山橋詰で、東川を渡り、海老、名ヶ山といった集落を経由して十日町市真田に至ります。この路線は、起点と終点付近にそれぞれ国道の旧道区間を含んでいるのが特徴です。

ルートの状況

松之山橋詰から五十子平までの区間は、国道353号の旧道として整備されています。五十子平から坪野橋までは、豊かな自然が残る里山の中を走ります。しかし、坪野橋から海老の間は道幅が非常に狭く、大ヌケの沢谷に沿うように進む難所となります。この区間は自動車の通行が困難なため、注意が必要です。海老集落を過ぎてしばらく進むと、標高400mの海老牛峠を越えます。この峠から先は、浅河原川の谷に沿って進み、国道253号の薬師峠旧道と接続します。坪野橋から海老牛峠までの区間は、待避所やガードレールがほとんど設置されていません。

薬師峠旧道から真田地内に入り、新潟県道528号真田高島線と接続します。名ヶ山集落付近では道幅が広がりますが、終点の十日町市真田丙で国道253号および十日町市道と接続するまでの区間には、自動車通行不能区間、冬季閉鎖区間、異常気象時通行規制区間が断続的に存在します。国道353号および253号の旧道区間を除くと、車線幅はほぼ全線にわたって1.0車線程度しかなく、待避所やガードレールも少ない、いわゆる「険道」と呼ばれる道です。

道路データ

起点：新潟県十日町市松之山橋詰字宮下258番1（国道353号交点）
終点：新潟県十日町市真田丙979番3（国道253号、十日町市道交点）

通過自治体

新潟県十日町市

接続道路

国道353号（起点）
坪野橋（橋梁延長25.9m）
自動車通行不能区間（十日町市赤倉～海老、1.0車線道路）
雨量による異常気象時通行規制区間（十日町市赤倉～名ヶ山、距離5.5km、時間雨量30mm、連続雨量120mm）
冬季閉鎖区間（十日町市赤倉地内、距離1.0km、期間：11月下旬～5月上旬）
冬季閉鎖区間（十日町市赤倉～海老、距離1.9km、期間：11月下旬～5月上旬）
海老集落
冬季閉鎖区間（十日町市名ヶ山地内、距離1.9km、期間：11月下旬～5月下旬）
新潟県道528号真田高島線（十日町市真田丙）
* 十日町市道（終点、国道253号に接続）

通行の注意点

この路線は、一部区間において自動車の通行が困難であったり、冬季閉鎖や異常気象時の通行規制が行われたりするため、通行の際には十分な注意が必要です。特に、狭隘な区間や待避所の少ない区間では、対向車とのすれ違いに注意してください。また、事前に道路情報を確認し、安全な運転を心がけてください。

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