国道353号

国道353号について

国道353号は、群馬県桐生市から新潟県柏崎市にかけて延びる一般国道の一つで、全長は182.2 kmに及びます。この道路は、群馬県桐生市の国道50号との交点から始まり、赤城山の南斜面を通過した後、新潟県柏崎市で国道8号に接続します。

ルートの概要

この国道は、群馬県や新潟県の美しい自然を背景に走りますが、一部の区間は通行が難しい箇所もあります。例えば、群馬県吾妻郡中之条町にある四万温泉から新潟県南魚沼郡湯沢町の旧三国スキー場へかけては通行止めになっています。また、新潟県十日町市宮中ダム付近では、乗用車同士のすれ違いが困難な狭い部分もあり、冬の間は通行が困難になることがあります。

路線データと重要な経過地

国道353号は次のような構造を持ちます：

• - 起点: 群馬県桐生市（国道50号との交点）
• - 終点: 新潟県柏崎市（国道8号との交点、国道352号の起点）
• - 重要な経過地: 群馬県渋川市、大間々町、そして新潟県南魚沼郡湯沢町など。

全長は182.2 kmで、群馬県の部分は102.3 km、新潟県は79.9 kmを占めています。また、13.9 kmの重用延長があり、未供用延長は10.5 km存在します。実際に通行可能な延長は157.7 km、現道は149.6 kmです。

歴史的沿革

国道353号は、1975年4月1日、渋川市から柏崎市までが初めて一般国道に指定されました。その後、1993年に現在の桐生市から柏崎市までの区間が追加されました。また、2011年12月に鯉沢バイパスによって旧道区間が国道指定を解除され、その後も様々なコンディションが変わりながら現在に至っています。特に2014年と2015年には新潟県十二峠での土砂崩れにより片側交互通行を余儀なくされました。

バイパスと新道

国道353号には、いくつかのバイパスが整備されています。市之木場バイパスや山口バイパス、鯉沢バイパスなどがその例です。特に金井バイパスと川島バイパスは、地域振興や東京とのアクセス向上を目的としており、それぞれ2020年に開通しました。これらのバイパスは、現道を迂回して交通の混雑緩和に寄与しています。

地理的特徴と交通量

国道353号が通過する自治体には、群馬県の桐生市、渋川市、吾妻郡中之条町など、そして新潟県の南魚沼郡湯沢町や十日町市、柏崎市があります。周囲の自然環境は四季折々の美しさを見せ、多くの観光客が道を利用します。また、交通量のデータによれば、平日24時間の交通量は多い日も少なく、夜間は特に減少します。

影響を受ける施設

この国道には多くの橋梁やトンネルが点在しており、赤城大橋や宮中橋、そして十二峠トンネルなどがあります。これらのインフラは、安全でスムーズな通行をサポートするために重要な役割を果たしています。

国道353号は、地域の交通の要所であるだけでなく、周囲の自然を楽しめる素晴らしいルートでもあります。これからも、交通インフラの整備が進むことで、さらなる利便性が期待されます。

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