新潟県道45号佐渡一周線

新潟県道45号佐渡一周線

概要

新潟県道45号佐渡一周線は、佐渡市を走る主要地方道であり、その名の通り佐渡島を一周するルートを形成しています。佐和田地区を起点とし、海岸線に沿って時計回りに外周し、小木地区西端の江積地区に至ります。この道路は、主要港湾や漁港、景勝地などの観光拠点が多く点在している一方で、断崖を抜ける箇所など幅員が狭い区間も多く存在します。路線名に「一周」とありますが、実際には江積～佐和田間は県道45号に指定されていない区間があり、起点と終点が直接繋がっているわけではありません。

総延長は167.2kmと、主要地方道としては日本一の長さを誇ります。

路線データ

起点: 佐渡市窪田字砂原860番1（窪田交差点、国道350号交点）
終点: 佐渡市江積370番2
総延長: 167.1633 km
実延長: 167.0733 km

歴史

1993年（平成5年）5月11日: 建設省（現・国土交通省）により、県道相川佐和田線の一部、県道両津鷲崎佐和田線、県道両津赤泊小木線、県道小木隆起岩線、県道沢崎椿尾線が、佐渡一周線として主要地方道に指定されました。
1994年（平成6年）4月1日: 新潟県が県道45号佐渡一周線（佐渡郡佐和田町～佐渡郡真野町）を認定。道路区域（佐渡郡佐和田町大字窪田字砂原860番1から同郡小木町大字沢崎124番2まで、延長169,965.10m、幅員1.00～68.80m）が決定。同時に、県道（主要地方道）両津鷲崎佐和田線、県道（主要地方道）両津赤泊小木線、県道315号小木隆起岩線、県道585号沢崎椿尾線は廃止されました。
2019年（令和元年）11月14日: 原黒バイパスが開通しました。
2019年（令和元年）12月26日: 松ヶ鼻トンネルが開通しました。
2020年（令和2年）11月12日: 沢崎工区が全線開通し、道路区域上の終点が江積まで延伸されました。
2022年（令和4年）10月31日: 岩谷口橋の新橋が開通しました。
2023年（令和5年）8月30日: 真更川工区の北鵜島大橋が開通しました。

路線状況

重複区間

新潟県道81号佐渡縦貫線（佐渡市梅津船場町 - 佐渡市夷二ノ町）
国道350号（佐渡市夷二ノ町 - 佐渡市両津支所前）
国道350号（佐渡市木野浦 - 佐渡市小木町（終点））

バイパス・道路改良

外海府海岸南道路
鹿ノ浦バイパス
外海府海岸北道路
内海府海岸道路
黒姫バイパス
東海岸道路
原黒バイパス（2019年11月14日開通）
前浜北道路
柿野浦バイパス
沢崎工区（沢崎 - 江積間の延長1.92 km）

別名・通称

本線（窪田 - 沢根）
沢根街道（窪田 - 沢根）
七浦海岸線（沢根 - 相川下戸）

主要橋梁

海府大橋
黒姫大橋
長者ヶ橋

地理

通過する自治体

佐渡市

今後の展望

佐渡一周線は、観光客にとって重要な交通インフラであると同時に、地域住民の生活道路としても重要な役割を果たしています。現在もバイパスや道路改良が進められており、より安全で快適な走行が期待されています。特に、狭隘区間の解消や災害に強い道路づくりが今後の課題となるでしょう。全線開通に向けて、継続的な整備が求められています。

関連項目

新潟県の県道一覧

外部リンク

新潟県:道路建設課
新潟県:佐渡地域振興局 地域整備部

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