新潟県道63号上越新井線

新潟県道63号上越新井線（山麓線）について

新潟県道63号上越新井線は、新潟県上越市から妙高市に至る主要地方道であり、地域住民からは「山麓線」の愛称で親しまれています。この路線は、上越市と妙高市の西側に位置する春日山、鉢巻山、高城山、金谷山などの山地の東麓を縫うように走っています。

概要

上越地域の幹線道路網の一部を担い、上越市直江津地区から高田地区を経由して妙高市新井地区までを南北に結ぶ重要な役割を果たしています。具体的には、国道18号の上新バイパスや新潟県道579号上越脇野田新井線（上越大通り）などと共に、上越地域の交通を支える基盤となっています。

長年にわたり、旧道区間を指定する形で供用されながら、道路の改修や新設が進められてきました。そして2014年（平成26年）10月15日、ついに全線が開通し、地域住民の利便性が大きく向上しました。さらに、上越市南部の黒田交差点東側には、2015年（平成27年）3月14日に北陸新幹線の上越妙高駅が開業し、同駅西口と上越市および妙高市近郊を結ぶアクセス道路としての重要性が増しています。

路線データ

起点：上越市加賀町（加賀交差点、国道8号交点）
終点：妙高市美守（横町交差点、国道292号交点）

歴史

1993年（平成5年）5月11日：建設省（現在の国土交通省）により、県道上越新井線が主要地方道「上越新井線」として指定。

路線状況

バイパス

山麓線バイパス（上越市中田原 - 妙高市飛田間）は、全長3.4kmに及びます。この区間は新設区間として整備され、段階的に供用が開始されました。まず、上越市稲荷 - 飛田間（延長700m）が2011年4月18日に2車線で暫定供用を開始し、その後、残る中田原 - 稲荷間（延長2.7km）が2014年10月15日に開通しました。

別名・通称

山麓線：上越市加賀町から妙高市乙吉までの区間、約13km。
都市計画道路五智中田原線

地理

通過する自治体

新潟県上越市
新潟県妙高市

交差する道路

上越市

国道8号 直江津バイパス（加賀交差点）
新潟県道180号春日山停車場春日山城線（春日山城入口交差点）
新潟県道13号上越安塚柏崎線・新潟県道200号上正善寺高田線（飯交差点）
新潟県道199号横畑高田線（大貫交差点）
新潟県道85号上越高田インター線（中田原南交差点）
新潟県道362号後谷黒田上越妙高停車場線（黒田交差点）

妙高市

新潟県道85号上越高田インター線（乙吉北交差点）
国道18号 上新バイパス(乙吉交差点)
新潟県道428号西野谷新田新井線（五日市交差点）
新潟県道30号新井柿崎線・新潟県道217号二本木岡川新井線（東雲町西交差点）
新潟県道125号新井停車場線（栄町交差点）
新潟県道344号坂本新田新井線（小出雲交差点）
国道292号（横町交差点）

まとめ

新潟県道63号上越新井線（山麓線）は、上越市と妙高市を結ぶ重要な道路であり、地域住民の生活や経済活動を支えています。全線開通により、交通の利便性が向上し、北陸新幹線上越妙高駅へのアクセス道路としても重要な役割を担っています。今後の更なる整備により、より快適で安全な道路となることが期待されます。

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