新潟縣護國神社

新潟縣護國神社の概要

新潟縣護國神社は、新潟県新潟市中央区に位置する神社で、戊辰戦争から第二次世界大戦までの新潟県出身の戦没者を祀っています。現在の祭神の数は79,729柱に及びます。

歴史

戊辰戦争は、鳥羽・伏見の戦いを皮切りに全国へと拡大し、新潟市もまた激戦地となりました。新政府軍（西軍）と旧幕府軍（東軍）の間で多くの犠牲者が出ました。1868年（明治元年）10月、新政府軍の戦死者を祀るため、常磐ケ岡（現在の新潟大学本部跡地）に墓碑が建立され、社殿が造営されました。これが新潟招魂社の始まりです。その後、1875年（明治8年）に官祭招魂社と改称されました。

1941年（昭和16年）7月、内務省令により、官祭招魂社は護國神社へと改称されました。移転候補地として、新潟市、新発田町、高田市の間で激しい誘致合戦が繰り広げられましたが、最終的に新潟市への移転が決定しました。

1942年（昭和17年）6月には西船見町への移転作業が開始され、延べ25,000人もの人々が動員されました。そして、1945年（昭和20年）5月、移転が完了しました。

1985年（昭和60年）、旧新潟大学本部跡地から、東軍戦死者のものと思われる92体分の遺骨が発見されました。これらの遺骨は、護國神社敷地内にある「戊辰役殉難者墓苑」に埋葬され、1987年（昭和62年）には「戊辰役東軍慰霊碑」が建立されました。

境内施設

境内には、以下のような施設があります。

新潟市営相撲場（現在は廃止）
芭蕉堂
坂口安吾記念碑
北原白秋歌碑（『砂山』の碑）
満蒙開拓者殉難者の碑
明治大学戦没学徒忠霊殿

現地情報

交通アクセス

新潟市観光循環バス「護国神社入口」バス停から徒歩すぐ。
新潟交通 C2 浜浦町線 「岡本小路」（新潟駅方面からのみ）バス停から徒歩約5分。
新潟交通 C2 浜浦町線 「護国神社前」バス停（新潟方面行のみ）から徒歩すぐ。

駐車場も完備されています。

周辺

神社の周辺には、水族館などの観光施設や、大学、高校など多数の学校が集中して立地しています。また、日本海が間近に迫り、付近の海岸は「護国神社周辺の海岸」として日本の白砂青松100選に選ばれています。

主な周辺施設は以下の通りです。

マリンピア日本海
西海岸公園
日本海タワー
新潟大学医学部
新潟青陵大学
新潟青陵大学短期大学部
新潟青陵高等学校
新潟県立新潟中央高等学校
新潟市立寄居中学校
新潟大学教育学部附属新潟中学校
新潟大学教育学部附属新潟小学校
新潟大学教育学部附属特別支援学校
新潟県立はまぐみ養護学校

参考文献

市史にいがた19、1996年
新・にいがた歴史紀行、2004年

関連情報

護国神社
西海岸公園
日本の白砂青松100選

外部リンク

公式ウェブサイト
* 新潟県観光協会のURL'>にいがた観光ナビ：新潟県護国神社 - 新潟県観光協会

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