新潟青陵大学短期大学部

新潟青陵大学短期大学部について

新潟青陵大学短期大学部（にいがたせいりょうだいがくたんきだいがくぶ）は、新潟県新潟市に位置する私立の短期大学です。1900年に設立されたこの学び舎は、1965年に正式に大学としての設置が認可され、略称は青陵またはNSUJCとして広く知られています。

由来と設立の目的

この大学の根底には、下田歌子の思想が色濃く反映されています。彼女の考え方に共鳴した新潟支会の婦女たちによって設立された「裁縫伝習所」が、その始まりとなっています。下田は「日進の学理を応用し、現代社会に適した実学を教授する」というビジョンを掲げ、これが今も本学の教育理念の中心となっています。

沿革と発展

新潟青陵大学短期大学部の歴史は1900年に始まり、以下のような重要なマイルストーンがあります：

• - 1900年: 下田歌子が裁縫伝習所を創設し、新潟女子工芸学校が設置されました。
• - 1965年: 新潟青陵女子短期大学として開学。
• - 1967年: 幼児教育科が開設され、教育分野への発展が見られました。
• - 1972年: 幼児教育専攻と被服専攻が専攻科として設置されました。
• - 2004年: 男子学生も受け入れ、新潟青陵大学短期大学部に改名。この時、生活文化学科と国際文化学科が統合されて人間総合学科として再編成されました。

キャンパス情報とアクセス

大学の本部は新潟市中央区水道町に位置し、交通アクセスも整っています。JR新潟駅からのバス利用が便利で、そこから数分でキャンパスに到着することができます。徒歩の場合も、越後線の白山駅から約15分で到着可能です。

教育および専門プログラム

学科構成

新潟青陵大学短期大学部には、以下のような学科が設置されています：

• - 人間総合学科: 人間総合コースと介護福祉コースがあり、実践的な学びが特徴。
• - 幼児教育学科: 保育士や幼稚園教諭を目指すための専門教育を提供しています。
• - 国際文化学科: 以前設置されていた学科からの変遷により、現代のニーズに応えています。

資格取得の機会

学生は幼児教育学科で保育士資格を、また人間総合学科では介護福祉士資格を取得することができます。その他、教職課程では幼稚園教諭二種免許を取得できるほか、過去には中学校教諭や社会福祉士の資格も取得可能でした。

学生生活とキャンパスの施設

キャンパスには学びやすい環境が整っており、1から6号館、学生食堂、そして臨床心理センターなど、多岐にわたる施設が利用可能です。クラブ活動も活発で、体育系から文化系にかけて多種多様な選択肢があります。

学園祭

毎年10月には学園祭が開催され、在校生や卒業生が参加し、大学の文化を発信する場となっています。

進路サポートと実績

卒業生の多くは一般企業に進む一方で、特に人間総合学科の介護福祉コースからは介護職に就く人が多く見受けられます。また、幼児教育学科の多くの卒業生は保育士として活躍しています。進学に関しても、併設の新潟青陵大学や他の大学への編入実績が豊富です。

結論

新潟青陵大学短期大学部は、実学を重視した教育システムによって多くの学生に未来への可能性を提供してきた歴史ある教育機関です。

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