新生銀行カードローン レイク

新生銀行カードローン レイクの概要

新生銀行カードローンレイク（しんせいぎんこうカードローン レイク）は、株式会社新生銀行が提供するカードローンの一つで、消費者金融ブランド「レイク」を基にしています。このサービスは、2011年10月に誕生し、新生銀行はGEコンシューマー・ファイナンス株式会社から「レイク」の商標や店舗網を譲受、以降新たな展開を開始しました。

事業の譲受と新生銀行の展開

2011年6月22日に発表されたように、新生銀行は新生フィナンシャルから「レイク」ブランド及びその関連事業を引き継ぎ、消費者金融としての側面は残しつつ、銀行法に基づく貸付業務を行うことになりました。このため、銀行のカードローン利用者は、消費者金融の総量規制の影響を受けずに融資を受けることが可能です。

特筆すべき点は、同ブランドでのサービス展開が日本国内で初めて行われた例であり、多くの支店（自動契約機・ATM）を新生銀行拠点として運営しました。これによって、甲信越地域から九州地方までの広がりを持つ新しい銀行サービスが提供されることとなりました。

新しい商品名とブランド戦略

2018年4月以降、新生銀行カードローン「レイク」の新規申し込みは停止され、これに伴い2019年11月には「新生銀行カードローン エル」という名称に変更されました。新しいカードデザインには、スカイブルー系のキャッシュカードに「L」の文字が大きく配置され、ユーザーに明確なブランドイメージを印象づけるよう工夫されています。

契約者への取り扱い

レイク開始前に新生フィナンシャルで契約していた顧客は、既存の契約内容を引き続き維持することができ、契約は新生銀行へは移管されませんでした。また、新生フィナンシャルは既存の顧客に対する金融サービスを継続するという二本柱の体制を確立しました。

ATMと自動契約機の利用

新生銀行カードローン エルの自動契約機コーナーとレイクATMは、今でも「新生Lカード」を利用することで取引が可能です。サービスは変わらず続いていますが、従来のキャッシュカード以外の様々な取引はできなくなっているため、注意が必要です。

ブランド再構成

新生銀行は2017年12月に無担保カードローン事業の戦略見直しを発表しました。これに基づき、「新生銀行カードローン レイク」の新規契約は2018年3月で終了し、名称も「レイクALSA」に改められました。こうした数回の名称変更を経て、2023年には「レイク」ブランドが復活し、提供されるサービスの一貫性が再確認されました。

ロゴデザインとイメージキャラクター

「新生銀行カードローン」のロゴは、黒文字に緑の「L」を組み合わせたスタイリッシュなデザインが特徴です。また、テレビCMでも多彩な広告を展開し、国民的なイメージキャラクターを通じて消費者にブランディングを図っています。特に、かつての新生フィナンシャル時代の名残として、番組スポンサーになっていたメディアも多く見受けられます。

結論

新生銀行カードローンレイクは、消費者金融としてのブランドを基にしながら銀行の体制で運営されており、安定性と利便性を兼ね備えたサービスです。今後も利用者のニーズに応えながら更なる展開が期待されます。

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