新磯野

新磯野（あらいその）について

新磯野は、神奈川県相模原市南区に位置する町丁および大字です。現在の行政地名には大字新磯野と新磯野一丁目から五丁目までが含まれています。新磯野の住居表示は、一丁目から五丁目までの区域において実施されていますが、大字に関しては未実施です。

地理

新磯野は相模原市南区の南西部に位置し、周囲には自然豊かな地形が広がっています。市の中心部からは少し離れており、静かな住宅街として知られています。

地価

最新の地価情報によると、2023年1月1日時点では、住宅地の価格は新磯野一丁目で17万3000円/m²、新磯野二丁目で15万6000円/m²とされています。この価格は、地域の需要と供給に基づいて変動しています。

歴史

新磯野の地域は、かつて高座郡新磯村に属しており、1936年から1937年にかけて、陸軍士官学校の移転に伴い、土地の大部分が陸軍に買収されました。この影響で新磯村および隣接する麻溝村の農業は大きな打撃を受け、失地耕作者たちが新たな農業組合を設立するなどして対応しました。

戦後に相武台練兵場が払い下げられた後、旧士官学校の将校たちがこの地を開拓し、相武台団地が設立されました。人口は急増し、1978年には新磯野一丁目から五丁目が住居表示を開始しました。

村富線の建設

新磯野の発展とともに重要な交通インフラも整備されました。村富相武台線は、相模原市の南部を結ぶ重要な道路として計画され、住民の反対運動を経て1976年に工事が再開され、1985年には全面開通を果たすことができました。この道は現在、地域の主要幹線道路として使われています。

近年の発展

新磯野は、教育や公共施設が整っていることから、若い家族にも居住地として人気があります。相模原市立もえぎ台小学校、緑台小学校、相武台中学校などの教育機関があり、地域住民の子どもたちの学び舎となっています。また、相武台公民館や相模原新磯野郵便局なども地域のコミュニティの中心として機能しており、住民の利便性を高めています。

現在の住民動向

2020年時点での国勢調査によれば、新磯野には一定の人口が住んでおり、その数は少しずつ増加傾向にあります。新磯野の住環境や学校施設、交通インフラの整備が、引き続き住民を惹きつけている大きな要因といえるでしょう。

新磯野は、歴史ある街並みとともに、現代のライフスタイルにも対応した地域として成長を続けています。今後も新しい居住者にとって魅力的な場所であり続けることが期待されます。

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