新郷村立野沢中学校

新郷村立野沢中学校

新郷村立野沢中学校は、青森県三戸郡新郷村大字西越に位置していた公立中学校です。新郷村の南東部、西越地区の山間部に位置し、自然豊かな環境に囲まれていました。2019年5月1日時点での全校生徒数は16名という小規模校でした。

概要

野沢中学校は、地域に根ざした教育活動を展開し、生徒一人ひとりを大切にする教育を目指していました。しかし、少子化の影響を受け、2021年3月末をもって新郷中学校と統合し、閉校しました。統合後の新郷中学校は旧野沢中学校の校舎に移転し、施設は引き続き利用されています。

教育目標

野沢中学校は、以下の3つを教育目標として掲げていました。

自ら学び創造力のある生徒
礼儀正しく心豊かな生徒
身体を鍛え頑張り抜く生徒

これらの目標は、生徒たちが社会で活躍するために必要な資質を育むことを目的としていました。

沿革

野沢中学校は、終戦後の学制改革によって誕生しました。その歴史は以下の通りです。

1947年（昭和22年）4月1日 - 西越小学校校舎に併設する形で開校。手倉橋分校も設置。
1947年（昭和22年）4月22日 - 開校式を挙行。
1949年（昭和24年）12月1日 - 西越小学校の上手に独立校舎が完成し、移転。
1951年（昭和26年）4月1日 - 手倉橋分校が独立昇格し、野沢村立手倉橋中学校となる。
1953年（昭和28年）3月18日 - 校歌を制定。
1955年（昭和30年）7月29日 - 町村合併により、新郷村立野沢中学校と改称。
1956年（昭和31年）12月3日 - 2教室を増築。
1964年（昭和39年）1月8日 - 西越字佐野平21番地（現在地）に新校舎を移転。
1966年（昭和41年）11月30日 - 体育館が落成。
1969年（昭和44年）9月1日 - 野沢郷土資料館を開設。
2020年（令和2年）5月16日 - 西越小学校との最後の合同運動会を開催。
2020年（令和2年）11月7日 - 西越小学校体育館にて、閉校式を挙行。
2021年（令和3年）3月31日 - 新郷中学校に統合され、閉校。

長年にわたり、地域の教育を支えてきた野沢中学校は、2021年3月末にその歴史に幕を閉じました。

アクセス

新郷村役場より車で南東へ約10分

参考文献

『青森県教育史 別巻』（青森県教育委員会・1973年12月20日発行）「学校沿革 中学校」944頁「野沢中学校」

関連項目

青森県中学校の廃校一覧
新郷村

外部リンク

* 新郷村

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