日下部悦二

日下部悦二（くさかべ えつじ）は、1923年10月31日に生まれ、2021年3月11日に97歳で没した、日本の著名な経営者です。彼は古河電気工業において、社長、会長という要職を歴任し、同社の発展に大きく貢献しました。

兵庫県豊岡市出身の日下部氏は、1946年に京都帝国大学工学部電気化学科を卒業後、古河電気工業に入社しました。以降、同社で着実にキャリアを積み重ね、1972年11月に取締役に就任。その後、1975年5月に常務、1977年6月に専務と昇進し、1982年6月には副社長に就任しました。

1983年6月、日下部氏は社長に就任し、古河電気工業を率いるリーダーとしての重責を担いました。社長在任中は、経営手腕を発揮し、会社の成長に大きく貢献。1989年6月には会長に就任し、その後も1995年6月まで相談役として会社を支え続けました。

日下部氏の功績は、社会からも高く評価されており、1985年4月には藍綬褒章を受章、1993年11月には勲二等旭日重光章を受章しています。これらの受章は、彼の長年にわたる産業界への貢献を称えるものです。

2021年3月11日、日下部悦二氏は心不全のため97歳で逝去されました。彼の死は、日本の産業界にとって大きな損失であり、多くの人々がその功績を偲びました。

日下部悦二氏は、古河電気工業の発展に貢献しただけでなく、日本の産業界全体に大きな影響を与えた人物として、その名が記憶されることでしょう。

参考文献

* 興信データ株式會社『人事興信録 第45版 上』興信データ、2009年。

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