日向あずみ

日向 あずみ（ひゅうが あずみ）

日向あずみは、1975年1月6日に千葉県松戸市で生まれた元女子プロレスラーで、本名は久住智子です。現役時代はJWP女子プロレスに所属し、160cm、58kgの体格を活かして、スピード感あふれる攻撃スタイルで多くのファンを魅了しました。

人物

試合では攻撃の多くがヒザを使ったものであり、そのスピードは観客を惹きつけました。彼女は、試合の流れを相手の攻撃に身を委ねることで掴むタイプで、「スイッチが入った」瞬間には、鬼のような気迫で試合のペースを支配しました。若手時代には、キューティー鈴木の付き人を務め、以後のキャリアに大きな影響を与えました。

彼女はJWP認定無差別級王座を4度戴冠し、通算防衛回数は歴代1位の記録を持っています。また、NEO女子プロレスでも活躍し、同団体の殿堂にも選ばれました。プロレスデビュー時の同期には田村欣子があり、彼女とはライバル関係にありました。

引退後も、スポーツ教室のコーチとして後進を指導。さらに、アロママッサージ師として活動し、時には田村のアロマ出張に同行することもあります。また、現役時代に使用していた青のリングコスチュームは、引退後に後輩のmasu-meに引き継がれました。

所属団体

日向は1994年から2009年までJWP女子プロレスに所属し、その後も国内外で幅広く活動しました。

経歴・戦歴

日向あずみは、1994年12月4日の後楽園ホールでの興行で本名でデビューしました。その試合は、JWPの先輩レスラー能智房代との対戦で、多くのレスラーがデビューを果たす中での初戦となりました。その後、1995年には同期の倉垣靖子からデビュー後初勝利を挙げ、1996年にはタッグトーナメントで優勝するなど、持ち前の才能を発揮しました。

数々の名勝負を経て、1999年にはJWP認定無差別級王座の初代王者となり、その後も王座防衛を重ねました。2004年には膝を負傷して長期欠場を余儀なくされるも、2006年には無差別級王座を再度奪取し、再起を果たしました。引退直前の2009年、春山香代子との対戦を経て現役を退きました。

引退後の活動

引退後は、JWPにコーチやフロントスタッフとして在籍し続ける一方で、アロマスクールに通いマッサージ師としても活躍しています。また、彼女は自身の経験を生かし活動の幅を広げています。引退試合の後もプロレス界に深く関与し、若手選手の育成に貢献しています。

得意技

日向の得意技としては、みちのくドライバーIIやダブルアーム・スープレックス、スワンダイブ式ドロップキックなどがあります。特にみちのくドライバーIIは、彼女の代表的なフィニッシュホールドであり、数々の試合で相手を仕留めてきました。

タイトル歴

日向は、JWP認定無差別級王座、JWP認定タッグ王座、JWP認定ジュニア王座など、多くのタイトルを獲得しており、その実績はプロレス界において非常に高く評価されています。

入場テーマ曲

日向の入場テーマ曲は、John Sykesの「WE ALL FALL DOWN」です。

登場メディア

彼女は、ボウリング・マガジンの特集や週刊プロレスの表紙など、多くのメディアに取り上げられ、プロレス界の魅力を広める役割を果たしています。彼女のキャリアは、多くの女性レスラーに影響を与え続けています。

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