日曜囲碁対局

『日曜囲碁対局』は、1968年10月6日から2003年3月30日までテレビ東京系列で放送された囲碁のテレビ棋戦番組です。前身は「早碁選手権戦」であり、民放初の本格的な囲碁対局番組としてスタートしました。同時期に放送されていた将棋番組『 телезрение 将棋対局』と共に、長年にわたり囲碁・将棋ファンに愛され続けました。

番組の概要

番組開始当初は、一手20秒という時間制限のある早碁の対局を完全中継する形式でした。日本棋院・関西棋院に所属する棋士たちが、その短い時間の中で高度な戦略と技術を駆使し、熱戦を繰り広げました。1969年からは、若手棋士を対象とした「新鋭トーナメント戦」も開催され、半年ごとに交互に放送されました。これにより、若手棋士の育成と発掘にも貢献しました。番組の最末期には、1局の対局を2週に分けて放送する形式が取られていました。

番組の終焉と発展

2002年、『日曜囲碁対局』は日本航空が協賛する鶴聖戦・女流鶴聖戦と統合され、発展的な解消を迎えました。新番組名は「スーパー早碁」となり、従来の早碁対局に加え、新たな要素を取り入れた番組として再出発しました。

放送局

テレビ東京（製作局）
テレビ北海道（1989年10月8日 - 1999年3月28日）

番組の意義

『日曜囲碁対局』は、単なる囲碁対局番組としてだけでなく、囲碁文化の普及と発展に大きく貢献しました。テレビを通じて囲碁の魅力を伝え、新たなファン層を開拓したことはもちろん、若手棋士の育成という点でも大きな役割を果たしました。長年にわたる放送を通して、囲碁界に多大な影響を与えた番組と言えるでしょう。

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