日本とサモアの関係

日本とサモアの関係

日本とサモアの関係は、1973年に外交関係が樹立されて以来、両国間の交流が発展してきました。この記事では、両国関係の歴史、要人往来、そして外交使節について詳しく見ていきましょう。

沿革

サモアは、1962年1月1日にニュージーランドの信託統治から独立し、西サモアとして新たな一歩を踏み出しました。日本との外交関係は、1973年に西サモアとの間で樹立されました。その後、1980年には在京西サモア名誉総領事館が開設され、1997年には在アピア日本国名誉総領事が任命されました。同年、国名が西サモアからサモアに変更されたことに伴い、在京西サモア名誉総領事館は在京サモア名誉総領事館となりました。

2007年1月には在京サモア名誉総領事館が閉館しましたが、2009年7月には在京サモア大使館が開設され、両国間の関係はさらに強化されました。2013年1月には在サモア日本大使館が開設され、兼勤駐在官事務所として活動を開始しました。そして、2016年3月には福島県いわき市の常磐興産株式会社内に在福島サモア名誉領事館が開設されました。

2017年1月1日には、在サモア日本大使館が実館としての大使館に格上げされ、同年3月14日には青木伸也氏が初代駐サモア日本大使に任命されました。

要人往来

日本要人のサモア訪問

2003年10月には、秋篠宮文仁親王と同妃紀子殿下がサモアを訪問し、マリエトア・タヌマフィリ2世やトゥイラエパ・サイレレ・マリエレガオイ首相などの要人と会談されました。また、サモア国立大学や太平洋地域環境計画事務局（SPREP）本部、首都アピアの港などを視察されました。

2007年5月11日にマリエトア・タヌマフィリ2世が逝去された際には、外務大臣政務官の浜田昌良氏が弔問の特使として派遣され、国葬に参列しました。

2024年2月10日には、上川陽子外務大臣が日本の外務大臣として初めてサモアを訪問し、フィアメ・ナオミ・マタアファ首相と会談しました。また、サモア国立大学保健科学学部施設整備計画に関する書簡に署名・交換を行いました。

サモア要人の訪日

1989年1月7日に昭和天皇が崩御された際には、同年2月24日の大喪の礼に、サモアの国家元首であるマリエトア・タヌマフィリ2世と教育大臣のパトゥ・アファエセ氏が参列しました。

1990年には、天皇明仁（当時）の即位の礼が執り行われ、同年11月の饗宴の儀には、マリエトア・タヌマフィリ2世が参列しました。

1998年から2021年までサモアの首相を務めたトゥイラエパ・サイレレ・マリエレガオイ氏は、副首相や財務相時代を含め、これまでに17回も日本を訪れています。そのうち8回は太平洋・島サミット出席のためでした。

外交使節

駐サモア日本大使

青木伸也（2017～2019年）
寺澤元一（2019～2021年）
千田恵介（2021年～）

駐日サモア大使

レイアタウア・トゥイトロヴァア・キリフォティ・エテウアティ（2009～2015年）
ファアラヴァアウ・ペリナ・ジャックリーン・シラ・ツアラウレレイ（2015年～）

関連情報

日本の国際関係
サモアの国際関係
在サモア日本国大使館
駐日サモア大使館
南海龍太郎（キリフィ・サパ） - サモア出身の力士、プロレスラー

外部リンク

在サモア日本国大使館 （英語）
駐日サモア大使館 (eojsamoa) - Facebook

日本とサモアの関係は、今後も様々な分野での協力が期待されます。

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