日本とノルウェーの関係

日本とノルウェーの関係

日本とノルウェーは、19世紀後半に国交を樹立して以来、良好な関係を築いてきました。両国は、貿易や文化交流を通じて相互理解を深め、今日に至るまで友好的な関係を維持しています。

歴史

日本とノルウェーの最初の接点は、1868年11月11日に調印された日本・スウェーデン＝ノルウェー修好通商航海条約です。当時、ノルウェーはスウェーデンと同君連合を形成していました。その後、ノルウェーは1905年6月7日にスウェーデンとの連合を解消し独立を果たします。日本は同年11月にノルウェーの独立を承認し、正式に二国間関係を樹立しました。

しかし、第二次世界大戦中および戦後の一時期には、両国間の関係は一時的に断絶しました。その後、サンフランシスコ平和条約の締結を経て、国交は回復し、両国関係は再び正常化しました。2005年には、日本とノルウェーの国交樹立100周年を記念し、様々な祝賀行事が両国で開催され、両国の友好関係を改めて確認しました。

貿易

日本とノルウェーの間では、活発な貿易が行われています。2016年時点のデータによると、日本からノルウェーへの主な輸出品は、自動車、管や管用継手、建設用機械、鉱山用機械などで、輸出額は1,070億円に達しました。一方、ノルウェーから日本への主な輸入品は、魚介類、石油製品、船舶類などで、輸入額は1,910億円となっています。

外交使節

現在、日本はノルウェーの首都オスロに大使館を設置しており、ノルウェーは日本の首都東京に大使館を置いています。駐日ノルウェー大使館は、2023年6月現在、東京都港区芝公園に仮移転しています。一方、在ノルウェー日本国大使館は、オスロのホーコン7世門通り沿いに所在しています。

過去には、以下の駐日ノルウェー大使が着任しています。

クリスティアン・ベルグ＝ニールセン（1972～1976年）
アーリング・リーメスタッド（2014～2018年）
シグネ・ブルーデセット（2018～2019年）
インガ・M・W・ニーハマル（2019年～2023年）
リーネ・クリスティン・アウネ（2023年、臨時代理大使）
クリスティン・イグルム（2023年～）

在留人口

2016年時点のデータによると、在ノルウェー日本人数は1,123人、在日ノルウェー人数は424人です。これらの数字は、両国間の人的交流が活発であることを示しています。

関連項目

在ノルウェー日本国大使館
駐日ノルウェー大使館

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