日本を護る市民の会

日本を護る市民の会（日護会）について

日本を護る市民の会（にほんをまもるしみんのかい）、通称日護会は、平成19年（2007年）に設立された右派系の市民団体です。代表は黒田大輔氏、副代表には行本慎一郎氏と相良宗介氏、事務局長に高山あずさ氏が就任しています。日護会はその目的や活動内容を明確にし、多くのメディアからも注目を集めていますが、会員数は公式には公表されていないものの、2011年の時点で約500名であるとされています。

設立とその後の経緯

日護会は当初、行動する保守系の団体として活動してきました。設立当初は、在特会など他の保守団体と共同でデモ行動や街宣を実施することが多く、特に在特会と同じ運動を展開していました。しかし近年では、これらの団体との関係が断絶しており、特に在特会に対しては否定的な姿勢を示しています。これにより、日護会は自身を独自の位置付けで活動する団体として見せています。

支部の設立

日護会は日本各地に支部を構えており、埼玉県、千葉県、神奈川県、関西総局（仲村兼栄）、そして福岡県での活動が確認されています。特に関西総局は京都支部を改編した形での活動が行われています。

主な活動内容

この団体の主な活動は、多岐にわたりますが、特に創価学会、民主党、公明党、旧社会党系の批判に力を入れています。街宣活動では、これらの政党や団体に対する映像を撮影し、インターネット上の動画サイトで公表しているのも特徴的です。たとえば、「毎日新聞変態祭り」と名付けた抗議活動を行ったこともあります。

さらに、反外国人地方参政権や、創価学会に対するデモも頻繁に行なってきました。その中で、宗教団体に課税の厳格化を求める姿勢を掲げています。また、青少年の健全育成に関する条例改正案に反対した活動や、埼玉県内でのビラ配布なども盛んに行われています。

人事の変動とトラブル

日護会内でも人事や活動に関するトラブルが多発しています。特に、2010年には副代表が離任し、その背景には過去に在籍していた在特会との対立があったことが影響しています。このような内部問題が浮上する中で、黒田代表はしばしば民事訴訟の対象となり、様々な法的争いに巻き込まれている状況です。

現在の状況

日護会の活動は、2011年に代表の黒田氏が名誉毀損容疑で一時逮捕された際に事実上停止し、その後の活動がどのように進展しているかはあまり情報がありません。ただし、黒田氏の動向については時折報道されているものの、団体自体の活動は比較的静謐な状態にあるようです。

結論

日本を護る市民の会は、設立から現在まで、さまざまな社会問題に対して活動を続けている市民団体です。特に創価学会に対する批判や、保守的な立場を強調する活動を展開してきましたが、内部のトラブルや他団体との関係の変化も影を落としているようです。今後、彼らの活動がどのように展開していくのか、注目が集まります。

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