日本アニメーター・演出協会

一般社団法人日本アニメーター・演出協会（JAniCA）

日本アニメーター・演出協会は、アニメーターおよび演出家の地位向上や技術の継承を目的とした一般社団法人です。略称はJAniCA（ジャニカ）で、アニメ業界において重要な役割を果たしています。

この団体は2007年に設立され、その後2008年には無限責任中間法人として法人化されました。当初は特定非営利活動法人の設立を目指していましたが、将来的に一般社団法人への移行が予定されていたため、無限責任中間法人を選ぶ形となりました。2009年には中間法人法が廃止となり、現在の一般社団法人に移行しました。

沿革

JAniCAの歴史は、創設メンバーである芦田豊雄が任意団体として発起し、その後法人化を経た形で進展しています。2007年6月、芦田を世話人代表とする形で任意団体として設立され、2008年5月30日には無限責任中間法人へと移行しました。その後、会則の採択に伴い、理事会運営体制が構成されます。

2009年には、一般社団法人に移行した後、多様な活動を開始しました。特に注目すべきは、「JAniCAシンポジウム2009」の開催や、アニメーター労働に関する白書の発行などです。さらに、文化庁の若手アニメーター人材育成事業を受託し、支援プロジェクトにも積極的に取り組みました。

主な活動内容

JAniCAは、若手アニメーター育成に関わる様々な事業を行っています。特に「若手アニメーター育成プロジェクト」は、その一環として新たな才能を発掘し、支援することを目的としています。また、会員に対して業界の最新情報の提供や技術の講習を行い、アニメーションの技術の向上を図っています。

加えて、JAniCAは文化庁や経済産業省との協力のもと、様々なイベントに参画し、アニメ業界の発展に寄与しています。例えば、東京国際アニメフェアへの出展や、メディア芸術コンソーシアムの構築に関与するなど、業界の調整役としても機能しています。

組織の運営

代表理事や副理事など、役員の選任も定期的に行われており、最新の情報が2022年7月時点で更新されています。これにより、協会の運営が継続的に向上していくよう努めています。

JAniCAは、今後もアニメーション業界における人材の育成と技術の発展を支援し続け、業界全体の地位向上に貢献していくことを目指しています。

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