日本アメリカ史学会

日本アメリカ史学会：南北アメリカの歴史を探求する

日本アメリカ史学会（JAAH: The Japanese Association for American History）は、アメリカ合衆国、カナダ、カリブ海地域、そしてラテンアメリカ諸国を含む南北アメリカ大陸の歴史を専門的に研究する、活気ある学術団体です。2004年の設立以来、北米大陸のみならず、広範な南北アメリカの歴史解明に貢献しています。

学会活動の柱

学会は、南北アメリカの歴史研究を促進するため、多様な活動を展開しています。その中心となるのは、毎年開催される年次大会です。大会では、会員による最新の研究発表や活発な議論が行われ、日頃の研究成果を共有する場となっています。さらに、特定のテーマに焦点を当てた研究会も定期的に開催され、より深く専門的な議論を促しています。

国内外の歴史研究機関との交流も盛んで、共同研究プロジェクトや国際会議への参加を通じて、ネットワークの拡大と学術交流の深化を図っています。こうした活動を通じて、日本におけるアメリカ大陸史研究の国際的な連携を強化しています。

学会の活動の成果は、会誌『アメリカ史研究』に掲載されます。この会誌は、会員の研究論文や書評などを掲載し、質の高い研究成果の発信拠点となっています。また、会員向けの会報も発行され、学会の活動状況や会員間の情報交換に役立っています。

歴代代表者と学会の歩み

設立以来、日本アメリカ史学会は多くの優れた研究者によって支えられてきました。歴代の運営代表者の方々は、それぞれの専門性を活かしながら、学会の発展に大きく貢献されました。以下に歴代代表者の方々を列挙します。

第一期 (2004年9月～2005年9月): 宮井勢都子氏
第二期 (2005年9月～2006年9月): 大森一輝氏
第三期 (2006年9月～2007年9月): 松本悠子氏
第四期 (2007年9月～2008年9月): 樋口映美氏
第五期 (2008年9月～2009年9月): 松原宏之氏
第六期 (2009年9月～2010年9月): 中條献氏
第七期 (2010年9月～2011年9月): 小檜山ルイ氏
第八期 (2011年9月～2012年9月): 梅﨑透氏
第九期 (2012年9月～2013年9月): 西崎文子氏
第十期 (2013年9月～2014年9月): 佐藤千登勢氏
第十一期 (2014年9月～2015年9月): 伊藤裕子氏
第十二期 (2015年9月～2016年9月): 大津留（北川）智恵子氏
第十三期 (2016年9月～2017年9月): 宮田伊知郎氏
第十四期 (2017年9月～2018年9月): 藤永康政氏
第十五期 (2018年9月～2019年9月): 兼子歩氏
第十六期 (2019年9月～2020年9月): 橋川健竜氏
第十七期 (2020年9月～2021年9月): 菅（七戸）美弥氏
第十八期 (2021年9月～2022年9月): 南川文里氏
* 第十九期 (2022年9月～2023年9月): 土屋和代氏


これらの代表者の方々の尽力により、日本アメリカ史学会は着実に発展を続け、日本におけるアメリカ大陸史研究の中心的存在として確固たる地位を築いています。

事務局について

設立当初は、一橋大学歴史共同研究室に事務局を置いていましたが、現在は株式会社毎日学術フォーラムに業務を委託しています。この委託により、学会運営の効率化と専門性の向上が図られています。

今後の展望

日本アメリカ史学会は、今後も南北アメリカ大陸の歴史研究を推進し、会員相互の連携を強化しながら、国内外の研究者との交流を積極的に進めていくでしょう。その活動は、日本におけるアメリカ大陸史研究の発展に大きく貢献し続けるものと期待されます。

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