日本アロマ環境協会

公益社団法人日本アロマ環境協会：アロマテラピーの普及と発展を牽引する団体

公益社団法人日本アロマ環境協会（AEAJ）は、アロマテラピーの正しい知識と安全な実践方法を広めることを使命とする、日本の代表的な団体です。1996年の日本アロマテラピー協会設立から始まり、2005年には社団法人日本アロマ環境協会として発足、2012年には公益社団法人へと移行しました。長年にわたる活動を通して、アロマテラピー業界の健全な発展に大きく貢献しています。

多様な活動を通してアロマテラピーの普及に貢献

AEAJの活動は多岐に渡ります。最も重要な活動の一つが、アロマテラピーに関する資格認定制度です。アロマテラピー検定（1級・2級）、アロマテラピーアドバイザー、アロマテラピーインストラクター、アロマセラピスト、アロマブレンドデザイナー、アロマハンドセラピストなど、多様なレベルの資格を提供し、それぞれのニーズに合わせた学習を可能にしています。これらの資格取得者は、2020年3月31日時点で累計40万人以上にのぼります。

資格取得のための教育機関として、AEAJが定める標準カリキュラムを採用した認定スクール制度も運営しています。2020年3月31日現在、認定教室は数百にのぼり、全国各地でアロマテラピーを学ぶ機会を提供しています。

さらに、AEAJはアロマテラピーの学術的な研究にも力を入れています。アロマサイエンス研究所を設立し、継続的な研究活動を通して、アロマテラピーの科学的な裏付けを強固なものにしています。研究成果は、『アロマテラピー学雑誌』として刊行され、業界の発展に貢献しています。また、研究費助成制度や研究調査サポート制度も設け、外部研究者による研究活動を支援しています。

安全性と信頼性を重視した取り組み

AEAJは、アロマテラピーの安全性を確保するため、様々な取り組みを行っています。AEAJ表示基準適合精油認定制度では、精油ブランドに対して表示基準の適合性を確認し、消費者の安全と信頼性を守るための活動を行っています。これは精油の品質を保証するものではありませんが、表示内容の正確性と企業倫理の遵守を促すことで、消費者が安心してアロマテラピー製品を選択できる環境づくりに貢献しています。

また、アロマテラピーの正しい知識を普及させるための啓発活動にも注力しています。セミナーやイベントの開催、パンフレットの配布などを通して、一般消費者への情報発信を行っています。さらに、ボランティア活動への支援や、小中学生を対象とした「香育」など、幅広い層へのアロマテラピーの普及を目指しています。

会員へのサポート体制

AEAJは、会員へのサポート体制も充実させています。会員向けの保険制度、学校香育サポート制度、ボランティア活動支援制度などを設け、会員の活動を多方面から支援しています。さらに、機関誌の配布、書籍やDVDの会員割引販売、イベントへの参加優遇など、会員メリットも豊富です。

まとめ

AEAJは、資格認定、教育、研究、普及啓発活動、会員サポートなど、多角的な活動を展開することで、アロマテラピー業界の発展に貢献する重要な役割を担っています。安全で信頼性の高いアロマテラピーの普及を推進し、多くの人々がアロマテラピーの恩恵を受けることができるよう、活動を続けていくでしょう。

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