日本オリエンテーリング協会

日本オリエンテーリング協会の概要

公益社団法人日本オリエンテーリング協会（略称：JOA）は、日本国内におけるオリエンテーリング競技を統括する組織です。この協会は、オリエンテーリングの普及を推進し、全国大会を開催することで、競技の発展を担っています。また、障害者向けのプログラムも提供し、より多くの人々がこのスポーツを楽しむことができるよう努めています。国際オリエンテーリング連盟や日本スポーツ協会、日本アンチ・ドーピング機構、日本オリンピック委員会（JOC）など、多くの関連団体に加盟しており、広範なネットワークを持っています。

沿革

日本オリエンテーリング協会は1966年に始まりました。初めてのオリエンテーリング大会は「徒歩ラリー」として高尾山で開催され、多くの興味を引きました。その後、1968年に設立準備委員会が設置され、1969年には国際オリエンテーリング連盟への加盟を果たしました。同年9月には、日本オリエンテーリング委員会が設立されました。

1975年には、埼玉県で第1回全日本オリエンテーリング大会が開催され、オリエンテーリング競技の国内での普及が進みました。1990年には事務局が港区に設置され、いよいよ協会としての活動が本格化しました。そして同年7月、日本オリエンテーリング協会が設立されました。

1991年には社団法人として認可され、1994年には日本体育協会（現在の日本スポーツ協会）に加盟しました。その後も様々な変遷を経て、2002年には事務局が渋谷区に移転しました。2005年には愛知県にてアジア初の世界オリエンテーリング選手権（WOC2005）が開催され、その後も北海道にて世界スキーオリエンテーリング選手権が行われました。

2012年には公益社団法人として認定されたのを皮切りに、2013年には日本オリンピック委員会に加盟、2019年には大学スポーツ協会に加わるなど、協会の活動範囲は広がっています。2020年には事務局が新宿区に移転し、現在もオリエンテーリングの普及に努めています。

組織と活動

日本オリエンテーリング協会では、各専門分野に対して実行委員会を設置し、効果的に活動を展開しています。主な大会として、全日本オリエンテーリング大会、全日本リレーオリエンテーリング選手権大会、全日本スプリントオリエンテーリング大会などがあり、多くの競技者が参加しています。また、日本学生オリエンテーリング連盟とも連携し、若い世代の選手の育成にも力を入れています。

まとめ

日本オリエンテーリング協会は、競技の普及と運営において重要な役割を果たしている公益法人です。多くの大会を通じて、オリエンテーリングを楽しむ人々を増やし、また障害者への配慮を持ったプログラムを提供することで、包括的なスポーツとしての発展を目指しています。

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