日本シェパード犬登録協会

一般社団法人日本シェパード犬登録協会について

一般社団法人日本シェパード犬登録協会（以下、JSV）は、日本国内におけるドイツシェパード犬の専門機関であり、シェパード犬の育成、展覧会、訓練競技会の実施など、様々な活動に取り組んでいます。この協会は、シェパード犬の優れた作業能力を引き出し、その繁殖や改良を促進することを目指しています。特に公認の訓練士を育成し、質の高い訓練を提供することで、犬が持つポテンシャルを最大限に引き出す取り組みを行っています。

組織の概要

日本シェパード犬登録協会は、世界ドイツシェパード犬団体連盟（WUSV）にも加盟しており、これは日本で唯一のドイツシェパード犬の単犬種登録団体となっています。毎年行われるWUSVの総会には、日本の他の関連団体である日本警察犬協会と共に正式に招待されており、国際的な場でも日本のシェパード犬の存在感を示しています。特に2014年にはWUSV総会に参加し、議決権を行使するなど、協会の影響力を示す重要な役割を担っています。

沿革

JSVの歴史は1928年にさかのぼります。当時、日本シェパード犬倶楽部が設立され、その後1933年には日本シェパード犬研究会が設立されました。そして1934年に日本シェパード犬協会（JSV）が設立され、続いて1936年には社団法人化されました。1948年には、特に繁殖に関する活動への特化から、種畜法人としての体制に改組されました。その後も様々な名称変更を経て、2012年には公益社団法人化され、さらに2023年に現在の一般社団法人に法人格を移行しました。

主要な事業

JSVが行っている事業には、以下のようなものがあります。

• - シェパード犬の各種登録証および血統書の発行: シェパード犬の系統管理を行い、適正な繁殖を促進します。
• - 展覧会と訓練競技会の開催: 毎年、日本ジーガー展覧会や訓練ジーガー競技会を開催し、シェパード犬の技術や美しさを評価します。
• - 公認訓練士の養成・資格証発行: 訓練士の養成プログラムを実施し、犬に対する適切な訓練法を広めます。
• - 広報誌「Shepherd」の発行: 訓練や繁殖に関する情報を提供し、愛好者同士の交流を促進します。

まとめ

一般社団法人日本シェパード犬登録協会は、シェパード犬の育成や訓練における日本の中心的な存在として、多くの愛好者や訓練士に支持されています。その活動は、犬の性能向上だけでなく、人と犬との関係をより良くするための支援にもつながっており、これからもシェパード犬文化の発展に寄与し続けることが期待されています。

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