日本スペースガード協会

特定非営利活動法人日本スペースガード協会について

特定非営利活動法人日本スペースガード協会（Japan Spaceguard Association, JSGA）は、地球に衝突する可能性のある地球近傍小天体の発見と監視を主な目的とする日本のNPO法人です。その活動は、天体の衝突から地球環境を保護する「スペースガード」という概念に基づいています。

設立と活動

1996年10月20日に任意団体として発足し、1999年11月26日に特定非営利活動法人となりました。2001年には、地球に接近する天体を専門に観測する施設として、岡山県井原市美星町に美星スペースガードセンターが設立され、以来、同協会が観測活動の中心を担っています。協会は観測活動に加えて、地球近傍小天体の広範囲な研究を促進し、その成果を一般に普及させる啓蒙活動も行っています。

美星スペースガードセンターには、2012年12月時点で6名の常勤スタッフがおり、日々観測と研究に取り組んでいます。2012年にはスペースガード研究センター部門が設立され、より一層研究活動に力を注いでいます。

理事長

協会の運営を担う理事長は、以下の通り歴任されています。

磯部琇三（1996年10月20日 - 2006年12月31日、NPO法人設立以前は会長）
高橋典嗣（2007年1月1日 - 2015年3月）
白井正明（2015年4月 - 2021年3月）
奥村真一郎（2021年4月 - 現在）

機関誌『ASTEROID』

日本スペースガード協会は、機関誌として『ASTEROID』を発行しています。この機関誌は、元々1992年5月に『あすてろいど』という名称で創刊され、太陽系の小天体に関心を持つ人々に配布されていました。1996年10月に日本スペースガード協会が発足したことに伴い、同協会の機関誌となりました。2002年11月20日発行の通巻第40号から、誌名を『ASTEROID』と改め、現在に至っています。

関連情報

スペースガード: 地球に衝突する可能性のある天体を監視し、衝突の危険から地球を守る活動の総称。
外部リンク: 日本スペースガード協会

この協会は、地球と人類の未来を守るために、宇宙の脅威に立ち向かう重要な役割を担っています。

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