日本セラミック

日本セラミック株式会社について

日本セラミック株式会社は、鳥取県鳥取市に本社を構えるセラミックスを基盤としたセンサー製品の製造・販売を手掛ける企業です。その設立は1975年に遡り、当初からセンサーに特化した開発を行ってきました。

創業とヒット商品

創業者の谷口義晴は、鳥取県内の電子部品会社から独立し、元部下の5人と共に新たな会社を立ち上げました。設立から間もなく、彼らは三洋電機と協力し、特にテレビの遠隔操作を実現する超音波センサーを持つリモコン（通称：ズバコン）の量産に成功します。この製品は市場で大きな反響を呼び、企業の礎を築くことに寄与しました。

海外市場への進出

さらに、創業から3年後の1978年には、防犯用の超音波センサーを開発し、アメリカ市場への進出を果たしました。これにより、ゼネラルエレクトリック社などとの契約を獲得し、国際市場での販路を拡大していきました。このような積極的な展開によって、日本セラミックはセンサー製品において、特に赤外線と超音波の技術で世界的なシェアを確立し、2008年時点で赤外線センサーにおいて60〜70%を、超音波センサーでも50〜60%を占めるという国際的評価を得ることとなるのです。

会社の成長と上場

日本セラミックは、鳥取県に本社を持つ企業として初めて株式上場を果たしました。1990年には大阪証券取引所の2部に特別指定銘柄として上場し、1992年にはさらに2部から指定替えをしました。1999年には広島証券取引所に上場、その後も東京証券取引所に上場し、最終的には両取引所で1部上場へと成長を遂げます。

沿革のポイント

会社の沿革を振り返ると、1975年の設立から始まり、1986年には中国企業との合弁会社を設立、その後の1990年代には日本国内での株式上場を果たし、国内外におけるビジネスの拡大を図りました。

結論

日本セラミック株式会社は、その強力なセンサー技術と国際市場での成功により、日本のみならず世界的に認められた企業へと成長を遂げてきました。今後もその技術力と市場展開に期待が寄せられます。

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