日本ナザレン教団

日本ナザレン教団について

日本ナザレン教団は、江上環が代表を務める日本の宗教法人です。この教団は、ジョン・ウェスレーが提唱した聖化を強調することを特色としています。

沿革

ナザレン教団の歴史は、19世紀初頭のアメリカの信仰復興運動にさかのぼります。

• - 1895年：約130年前、アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスにて、ナザレン教会が創立されました。これは、米国メソジスト監督教会から分離し、B.F.ブリージ及びJ.B.ウッドニーが組織したものです。
• - 1905年：アメリカからL.ウィリアムズとL.プールが日本に来訪し、宣教活動を開始しました。彼らは最初、東洋宣教会に属し、東京でおよそ2年間奉仕しました。
• - 1908年：ホーリネスキリストの教会がナザレン教会と合同したことにより、日本で最初の宣教師が派遣されました。
• - 1910年：ジュノルド宣教師が京都での伝道を始めました。
• - 1914年：帰国した永松幾五郎は、ナザレン教会で学びつつ、伝道活動に従事しました。彼は後に、日本部会の初代部会長に就任しました。
• - 1915年：喜田川広は、日本におけるナザレン教会を設立し、聖書学校を開校しました。これは、多くの日本人を教え導くこととなりました。この年、ナザレン教団の機関誌「生命の路」が創刊されました。
• - 1916年：諌山修身が帰国し、京都での伝道活動を開始しました。

成長と発展

• - 1918年：アメリカナザレン教会の監督が来日し、宣教師の年会が開かれました。この際、諌山が按手礼を受け、各地での伝道が盛んになりました。
• - 1922年：レイノルド監督の訪問があり、日本人による伝道の重要性が強調されました。ここでの会議では、松永幾五郎が日本人初の部長として選任されました。
• - 1930年：京都の聖書学院でリバイバルが始まり、大規模な大会が開催されました。
• - 1940年：日本のナザレン教会は、部会の統合を行い、教団の整理を進めました。
• - 1947年：戦後、教団は再建され、歴史的な指導者が再び中心となって活動を展開しました。
• - 1951年：千葉県に聖書学園短期大学が設立されましたが、現在は閉校されています。

現代の活動

• - 1952年：日本ナザレン神学校が再建され、神学教育が続けられています。
• - 2015年：日本ナザレン教団の発祥の地に、記念碑が建立されるなど、教団の歴史と影響が地域に根ざした形で残されています。

日本ナザレン教団は、長い歴史をもつキリスト教の教団として、信者の信仰の深化を促進し、地域社会においても重要な役割を果たしています。

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