日本バーテンダー協会

一般社団法人 日本バーテンダー協会（N.B.A.）について

一般社団法人 日本バーテンダー協会（Nippon Bartenders' Association、略称：N.B.A.）は、1929年に設立された、日本のバーテンダーの技術の練磨と人格の陶冶を目的とする団体です。長い歴史の中で、日本のバーテンダー業界の発展に大きく貢献してきました。

概要

設立: 1929年
事務所所在地: 東京都千代田区有楽町
目的: バーテンダーの技術の練磨、人格の陶冶

沿革

1929年：設立。
1955年：一部が独立し、全日本バーテンダー協会(ANBA)が設立。
1962年：国際バーテンダー協会（IBA）に加盟。アジア地域初の加盟団体となる。
1970年：厚生省（当時）の認可を受け、社団法人日本バーテンダー協会となる（英名：Japan Bartenders Association、略称：JBA）。
1987年：ANBAと合併し、現在の日本バーテンダー協会(N.B.A.)となる。
2013年：一般社団法人へ移行。

主な活動内容

1. 資格認定制度の運営
バーテンダー呼称技能認定試験
インターナショナルバーテンダー呼称技能認定試験
バーテンダーとしての知識や技能を評価する資格認定試験を実施し、業界全体のレベル向上を図っています。

2. カクテルコンペティションの主催
全国バーテンダー技能競技大会：競技大会の優勝者には厚生労働大臣賞が授与され、開催地の知事賞、市長賞もあります。優勝者は国際バーテンダー協会が主催する世界大会への出場権を獲得できます。
全国エリートバーテンダー カクテルコンペティション（EBCC）：20歳以上28歳以下の年齢者を対象とした大会。
これらの競技会を通じて、新しいカクテルの創造や技術の交流を促進しています。

3. 機関誌の発行
『BARTENDER』：業界の最新情報や技術に関する情報を提供し、会員の知識向上に貢献しています。

4. カクテルランキングの調査・広報
カクテルの人気動向を調査し、広報活動を通じてカクテル文化の普及に努めています。

日本バーテンダー協会の意義

日本バーテンダー協会は、日本のバーテンダー業界を代表する団体として、その技術と文化の向上に重要な役割を果たしています。資格認定制度や競技会、情報発信を通じて、バーテンダーの育成と業界の発展に貢献しています。国際バーテンダー協会への加盟を通じて、国際的な交流も盛んに行い、日本のバーテンダーの技術を世界に発信しています。

参考情報

記念誌委員会 編『社団法人 日本バーテンダー協会 五十年史』社団法人日本バーテンダー協会五十周年記念事業実行委員会、1980年。
一般社団法人 日本バーテンダー協会 公式サイト

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